- 尿中組織診検査
- 何がわかるのか
- 検査を受ける時の注意
- 検査結果の判定
- 異常な場合に疑われる病気
- 尿中アミノ酸分画
尿中組織診検査 [1]
尿を採取して顕微鏡で調べ、がん細胞がないかどうか調べる検査です。
何がわかるのか [2]
尿管、膀胱、前立腺、尿道など、尿路にできたがんを見つけます。
検査を受ける時の注意 [3]
朝一番の中間尿を採取します。
検査結果の判定 [4]
がん細胞が見つかれば、尿路のどこかにがんが発生していると考えられます。
尿中アミノ酸分画 [10]
タンパク質の構成成分であるアミノ酸は、血液中に常に一定濃度を保っています。腎臓で血液が濾過されるときには、一度糸球体から尿中に出ますが、尿細管で再吸収されて、ほとんど尿中に漏れることはありません。しかし、アミノ酸の代謝異常があったりして血液中のアミノ酸が異常に多くなると、尿中にあふれ出てしまいます。
尿を採取して、自動分析器にかけると、どのアミノ酸が漏れ出ているかがわかります。アミノ酸が尿に漏れ出す病気[5]は、小児の先天性代謝異常があり、フェニルケトン尿症、メープルシロップ尿症、ホモスチン尿症などを見つけることができます。