ビランテロールトリフェニル酢酸塩(Vilanterol trifenatate) フルチカゾンフランカルボン酸エステル(Fluticasone furoate) [1]
喘息治療配合剤
- レルベア100エリプタ14吸入用 (製薬会社:グラクソ・スミスクライン株式会社)
気道の炎症をおさえる副腎皮質ステロイド[3]薬と長時間にわたり気管支を拡げる気管支拡張薬の配合吸入薬で、発作のない状態や症状が出にくい状態を維持します。
通常、気管支喘息の治療に用いられます。すでに起こった発作を速やかに鎮める薬ではありません。
- 気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
- 慢性閉塞性肺疾患[4](慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
- 気管支喘息
通常、成人にはレルベア100エリプタ1吸入(ビランテロールとして25μg及びフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして100μg)を1日1回吸入投与する。
なお、症状に応じてレルベア200エリプタ1吸入(ビランテロールとして25μg及びフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして200μg)を1日1回吸入投与する。
- 慢性閉塞性肺疾患[4](慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解
通常、成人にはレルベア100エリプタ1吸入(ビランテロールとして25μg及びフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして100μg)を1日1回吸入投与する。
- なるべく同じ時間帯に吸入してください。
- 使用説明書に書かれている「エリプタの吸入方法」をよく読んで使用してください。
- 口腔カンジダ症や声のかすれなどの予防のため、吸入後にうがいをしてください(うがいが困難な場合は口をすすいでください)。
- 吸入を忘れた場合は気がついた時点で1回分を吸入してください。ただし、1日1回を超えて吸入しないでください。
- 2回分を一度に吸入してはいけません。
- 誤って多く吸入した場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で吸入するのを止めないでください。
生活上の注意 [6]
喘息発作が起きた場合は、処方された発作止めの薬を使用するか、できるだけ早く近くの医療機関を受診してください。
主な副作用として、口腔カンジダ症、中咽頭カンジダ症、肺炎[8]、発声障害 等
尿中遊離コルチゾール減少
重大な副作用 [9]
- アナフィラキシー反応
呼吸困難、じんましん、冷や汗、咽頭浮腫、気管支痙攣 等があらわれることがある。
- 肺炎[8]
副作用 | 1%以上 | 1%未満 | - | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 |
内分泌 |
肝臓 |
肝胆道系 |
腎臓 |
泌尿器 |
生殖系及び乳房 |
精神神経系 | - | 頭痛、振戦、不安 | - | - |
感覚器 |
眼 |
耳 |
循環器 心臓 | - | 期外収縮、動悸、頻脈 | - | - |
血管 |
呼吸器 | 発声障害 | 口腔咽頭痛、鼻咽頭炎、咽頭炎、副鼻腔炎、咳嗽 | - | 鼻炎、気管支痙攣 |
消化器 | - | 腹痛 | - | - |
皮膚・皮下組織系 |
過敏症 | - | 発疹、血管浮腫 | - | 蕁麻疹 |
下垂体[11]・副腎皮質系 |
免疫系 |
代謝及び栄養 |
筋骨格系及び結合組織障害 | - | 関節痛、背部痛、筋痙縮、骨折 | - | - |
全身 |
感染症 | 口腔咽頭カンジダ症 | インフルエンザ、気管支炎、上気道感染 | - | - |
投与部位 |
抵抗機構 |
その他 | - | - | - | 発熱 |
臨床検査 |