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レギチーン注射液 :: 医療 Wiki

illness:レギチーン注射液

ページ内コンテンツ
  • フェントラミンメシル酸塩(Phentolamine mesilate)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • その他の副作用

フェントラミンメシル酸塩(Phentolamine mesilate) anchor.png[1]

褐色細胞腫[2]用αブロッカー

  • レギチーン注射液 (製薬会社:ノバルティス ファーマ株式会社)
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作用と効果 anchor.png[3]

α受容体遮断作用により、カテコールアミンによる血圧上昇を抑え、また、血管平滑筋に直接作用して血管を拡張します。カテコールアミンを過剰に産生する褐色細胞腫[2]の血圧上昇に対して血圧を下げ、この薬を使用後の血圧降下の程度から褐色細胞腫[2]かどうかを判定します。

通常、褐色細胞腫[2]の手術前・手術中の血圧調整、褐色細胞腫[2]の診断に用いられます。

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用法・用量 anchor.png[4]

  • 褐色細胞腫[2]の手術前・手術中の血圧調整
    • 手術前に、フェントラミンメシル酸塩として、通常、成人には5mg(1mL)、小児には1mg(0.2mL)を、静脈内又は筋肉内に注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
    • 手術中、フェントラミンメシル酸塩として、通常、成人には血圧の状態から判断して、1〜5mg(0.2〜1mL)を適時静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • 褐色細胞腫[2]の診断(フェントラミン試験)
    フェントラミンメシル酸塩として、通常成人には5mg(1mL)を静脈内又は筋肉内に注射する。
    通常小児には静脈内注射の場合1mg(0.2mL)、筋肉内注射の場合3mg(0.6mL)を投与する。
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生活上の注意 anchor.png[5]

注射のあとは血圧が低下することよるめまいなどが起こることがありますので、自動車の運転や危険を伴う機械の操作には注意してください。

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副作用 anchor.png[6]

主な副作用として、急激な血圧低下によるショック様症状、頻脈、不整脈[7]、胸内苦悶、狭心症[8]様発作、起立性低血圧、皮膚潮紅、過敏症状、頭痛、めまい、発汗、吐き気・嘔吐、下痢などが報告されています。

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その他の副作用 anchor.png[9]

副作用5%以上1~5%未満1%未満頻度不明
神経系---熱感、頭痛、めまい、脱力感、背痛、発汗
循環器 心臓---急激な血圧低下によるショック様症状注1)、頻脈、心拍数減少、不整脈[7]、胸内苦悶、狭心症[8]様発作、心筋梗塞[10]、起立性低血圧、鼻閉、皮膚潮紅
消化器---悪心・嘔吐、下痢
過敏症---過敏症状

Last-modified: 2019-04-09 (火) 21:24:09 (JST) (1850d) by kondo