ページへ戻る

− Links

 印刷 

メタルカプターゼカプセル :: 医療 Wiki

illness:メタルカプターゼカプセル

ページ内コンテンツ
  • ペニシラミン(Penicillamine)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
      • 関節リウマチ
      • ウイルソン病または鉛・水銀・銅の中毒(成人)
      • 鉛・水銀・銅の中毒(小児)
    • 副作用
      • 稀な副作用
    • ジェネリック医薬品

ペニシラミン(Penicillamine) anchor.png[1]

抗リウマチ剤 ウイルソン病治療剤・金属解毒剤

  • メタルカプターゼカプセル (製薬会社:大正富山医薬品株式会社)
Page Top

作用と効果 anchor.png[2]

免疫調節作用により関節リウマチ[3]の痛みやこわばりをやわらげ、また、銅や水銀、鉛などの重金属と結合して体外へ排出させる作用により重金属の蓄積による症状を改善します。 通常、関節リウマチ[3]、ウイルソン病(銅が体内にたまる病気[4])や銅・水銀・鉛の中毒の治療に用いられます。

Page Top

用法・用量 anchor.png[5]

Page Top

関節リウマチ[3] anchor.png[6]

通常、成人は1回2カプセル(主成分として100mg)を1日1~3回、食事と食事の間の空腹時に服用します。年齢・症状・忍容性・薬への反応などに応じて適宜増減されますが、一般に1日2カプセル(100mg)から服用し始め、4週間以上の間隔をおいて、2カプセル(100mg)ずつ増量され維持量が決定されます。1日6カプセル(300mg)で効果不十分な場合には増量されますが、1日12カプセル(600mg)が上限です。
必ず指示された服用方法に従ってください。

Page Top

ウイルソン病または鉛・水銀・銅の中毒(成人) anchor.png[7]

通常、成人は1日20カプセル(主成分として1,000mg)を1日1~数回に分けて食前空腹時に服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状・忍容性・薬への反応などに応じて、一般に1日12~28カプセル(600~400mg)の範囲で適宜増減されます。
必ず指示された服用方法に従ってください。

Page Top

鉛・水銀・銅の中毒(小児) anchor.png[8]

通常、小児は1日に体重1kgあたり主成分として20~30mgを食前空腹時に服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状・忍容性・薬への反応などに応じて適宜増減されますが、1日20カプセル(主成分として1,000mg)が上限です。
必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、すぐに医師または薬剤師に相談してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

Page Top

副作用 anchor.png[9]

主な副作用として、発疹、かゆみ、味覚の異常、腹痛などが報告されています。

Page Top

稀な副作用 anchor.png[10]

  • 無顆粒球症などの重篤な血液障害
    全身倦怠感、頭痛、鼻血・歯ぐきの出血
  • ネフローゼ症候群[11](膜性腎症など)
    むくみ、尿量減少、呼吸困難
  • 味覚脱失
    食物の味がわかりにくくなる、食物の味がまったくしなくなる、異味症(食物本来の味と異なった味がする)
  • 天疱瘡様症状
    全身の皮膚や粘膜に生じる大小の水疱、破れやすく赤むけとなる、全身の激しいかゆみ
  • 多発性筋炎
    手足・首の筋肉の対称的筋力の低下、飲み込みにくい、発疹

Last-modified: 2012-09-24 (月) 08:12:14 (JST) (4237d) by seriza