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膵臓ホルモンの一つインスリンと、構造が少し異なるインスリン(インスリンアナログ)で、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げます。
通常、インスリン療法が適応となる糖尿病の治療に用いられます。
通常、成人は初期に1回4~20単位を1日1回、専用のインスリン注入器を用いて皮下注射します。注射時刻は毎日一定とします。状態により注射量を増減します。なお、この薬と他のインスリン製剤の注射量を含めた維持量は通常1日4~80単位です。ただし必要により上記用量を超えて使用することがあります。必ず指示された使用方法にしたがってください。
通常、小児は1日1回、専用のインスリン注入器を用いて皮下注射します。注射時刻は毎日一定とします。状態により注射量を増減します。なお、この薬と他のインスリン製剤の注射量を含めた維持量は通常1日0.5~1.5単位/kgです。ただし必要により上記用量を超えて使用することがあります。いずれの場合も、必ず指示された使用方法にしたがってください。
インスリンの注射量が多すぎたり、指示された時間に食事をとらなかったり、食事の量が少なかったり、いつもより激しく運動したりすると低血糖症が起こることがあります。
高所での作業や自動車の運転など、危険を伴う作業に従事しているときに低血糖症を起こすと、事故につながるおそれがありますので、特に注意してください。低血糖症の予防と処置法に十分留意し、必ず家族や周囲の人にも知らせておいてください。
主な副作用として、成人では低血糖、糖尿病網膜症の顕在化または増悪、体重増加などが、小児では注射部位反応、低血糖などが報告されています。