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トレシーバ注フレックスタッチ :: 医療 Wiki

illness:トレシーバ注フレックスタッチ

ページ内コンテンツ
  • インスリン デグルデグ(遺伝子組換え)(Insulin Degludec Genetical Recombination)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 稀な副作用
      • その他の副作用
    • 保管方法その他
    • ジェネリック医薬品

インスリン デグルデグ(遺伝子組換え)(Insulin Degludec Genetical Recombination) anchor.png[1]

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  • トレシーバ注フレックスタッチ (製薬会社:ノボノルディスクファーマ株式会社)
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作用と効果 anchor.png[2]

膵臓ホルモンの一つインスリンと、構造が少し異なるインスリン(インスリンアナログ)で、細胞のインスリン受容体に結合してブドウ糖の取り込みを促進し、血糖[3]値を下げます。
通常、インスリン療法が適応となる糖尿病[4]の治療に用いられます。

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用法・用量 anchor.png[5]

通常、成人は初期に1回4~20単位を1日1回皮下注射します。注射時刻は毎日一定とします。症状や検査所見により注射量を増減します。なお、この薬と他のインスリン製剤の注射量を含めた維持量は通常1日4~80単位です。ただし必要により上記用量を超えて使用することがあります。必ず指示された使用方法に従ってください。

通常、小児は1日1回皮下注射します。注射時刻は毎日一定とします。状態により注射量を増減します。なお、この薬と他のインスリン製剤の注射量を含めた維持量は通常1日0.5~1.5単位/kgです。ただし必要により上記用量を超えて使用することがあります。いずれの場合も、必ず指示された使用方法にしたがってください。

  • 1本のフレックスタッチを他の人と共用しないでください。
  • 注射を忘れた場合は、気づいた時点で使用できますが、次の使用は8時間以上あけてから行い、その後は通常のタイミングに注射してください。
  • 決して2回分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は、すぐに医師または薬剤師に相談してください。
  • 量によっては低血糖[3]が起こるかもしれませんので十分注意し、直ちに砂糖、ジュースなどを補給できるよう用意しておいてください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で注射を止めないでください。
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生活上の注意 anchor.png[6]

インスリンの注射量が多すぎたり、指示された時間に食事をとらなかったり、食事の量が少なかったり、いつもより激しく運動したりすると低血糖[3]症が起こることがあります。

高所での作業や自動車の運転など、危険に伴う作業に従事しているときに低血糖[3]症を起こすと、事故につながるおそれがありますので、特に注意してください。低血糖[3]症の予防と処置法に十分留意し、必ず家族や周囲の人にも知らせておいてください。

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副作用 anchor.png[7]

主な副作用として、成人では低血糖[3]糖尿病[4]網膜症の顕在化または増悪、体重増加などが、小児では注射部位反応、低血糖[3]などが報告されています。

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稀な副作用 anchor.png[8]

  • 血糖[3]
    脱力感、倦怠感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、痙攣、意識障害(意識混濁、昏睡)等 があらわれることがある。
  • アナフィラキシーショック
    呼吸困難、血圧低下、頻脈、発汗、全身の発疹、血管神経性浮腫等 を起こすことがある。
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その他の副作用 anchor.png[9]

副作用0.5%以上0.4~0.5%未満0.4%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害
内分泌
肝臓---肝機能異、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇 等
肝胆道系
腎臓
泌尿器
生殖系及び乳房
精神神経系-頭痛、めまい--
感覚器
-糖尿病[4]網膜症の顕在化又は増悪--
循環器 心臓
血管
呼吸器
消化器
皮膚・皮下組織系---アレルギー、蕁麻疹、そう痒感
下垂体[10]・副腎皮質系
免疫系
代謝及び栄養
筋骨格系及び結合組織障害
全身
感染症
投与部位
抵抗機構-注射部位反応 疼痛、血腫、結節、熱感等、リポディストロフィー(皮下脂肪の萎縮・肥厚 等)--
その他-血中ケトン体増加、体重増加--
臨床検査
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保管方法その他 anchor.png[11]

乳幼児、小児の手の届かないところで、光を避けて保管してください。未使用のものは凍結を避け、冷蔵庫内(2~8℃)に清潔に保存してください。使用中のものは冷蔵庫にいれず、8週間以内に使用してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。


Last-modified: 2016-11-22 (火) 16:39:55 (JST) (2722d) by seriza