トラマールカプセル

作用と効果

脳内のオピオイド受容体への結合、モノアミン（ノルアドレナリン、セロトニン）再取り込み阻害により強い痛みを抑える働きがあります。 通常、軽度から中等度の痛みの治療に用いられます。

用法・用量

通常、成人は1回1～3カプセル（主成分として25～75mg）を1日4回服用します。症状により適宜増減されますが、最高量は1回4カプセル（100mg）、1日16カプセル（400mg）とします。但し痛みが突然強くなった場合、臨時追加として1回に定時で服用する1日量の1/8～1/4量を服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、便秘、悪心、嘔吐、傾眠、食欲不振、浮動性めまい、頭痛、発疹などが報告されています。

重大な副作用

• ショック、アナフィラキシー様症状
  息苦しい、眼や口唇のまわりのはれ、じんましん []
• 痙攣
  筋肉が発作的に収縮する
• 依存性
  服用を中止しようとしても止められない、不眠、不安
• 意識消失
  意識がなくなる

同じ成分の医薬品

• トラマールＯＤ錠
• ワントラム錠
• トラマール注

一部同じ成分の医薬品

• トラムセット配合錠