ダイアモックス錠 :: 医療 Wiki

作用と効果

炭酸脱水酵素を阻害することで、血中の酸素量を増やしアシドーシスや睡眠時無呼吸を改善、眼圧低下、てんかんの発作の抑制、尿量を増やしてむくみを緩和、メニエル症候群の改善、月経前緊張症の緩解などの作用を示します。通常、緑内障、てんかん、肺気腫における呼吸性アシドーシス、心性浮腫、肝性浮腫、月経前緊張症、メニエル病およびメニエル症候群、睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられます。

用法・用量

• 緑内障
  通常、成人は1日1～4錠（主成分として250～1,000mg）を分けて服用します。
• てんかん
  通常、成人は1日1～3錠（主成分として250～750mg）を分けて服用します。
• 肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善、心性浮腫、肝性浮腫
  通常、成人は1日1回1～2錠（主成分として250～500mg）を服用します。
• 月経前緊張症
  通常、成人は1日1回0.5～1.5錠（主成分として125～375mg）を月経前5～10日間または症状が発現した日から服用します。
• メニエル病およびメニエル症候群
  通常、成人は1日1回1～3錠（主成分として250～750mg）を服用します。
• 睡眠時無呼吸症候群
  通常、成人は1日1～2錠（主成分として250～500mg）を分けて服用します。

いずれの場合も年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は気がついた時点で、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、知覚異常（しびれ）、頻尿・多尿、発疹、発熱などが報告されています。

稀な副作用

• 代謝性アシドーシス、電解質異常
  全身けん怠感、手足の震え、過呼吸（深く大きい呼吸）
• ショック、アナフィラキシー様症状
  顔面蒼白・冷や汗、呼吸困難、蕁麻疹
• 再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症
  発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状
• 血小板減少性紫斑病
  鼻・歯ぐきからの出血、月経血の増加、四肢などの皮下出血 発熱、粘膜の発赤・びらん、紅斑
• 急性腎不全、腎・尿路結石
  尿量減少、むくみ、血尿
• 精神錯乱、痙攣
  考えがまとまらない、幻覚、筋肉が発作的に収縮する状態
• 肝機能障害、黄疸
  全身けん怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる

ジェネリック医薬品