ウイルスワクチン類
サーバリックスは、HPV 16型および18型のL1タンパクを抗原としています。
サーバリックスは、子宮頸癌[1]発症リスクの高いHPV 16および18のL1タンパクのみからできたウイルス様粒子(VLP:virus-like particle)を抗原としています。L1タンパクは、 HPVの殻(カプシド)の主な成分で、強い免疫原性を持ちます。VLPにはHPVの遺伝物質が含まれていないため、感染性はありません。
サーバリックスは、子宮頸癌[1]発症リスクの高いHPV 16型および18型の感染を防ぎ、子宮頸癌[1]を予防します。
ヒトパピローマウイルス[6](HPV)16型及び18型感染に起因する子宮頸癌[1](扁平上皮細胞[7]癌、腺癌)及びその前駆病変(子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)2及び3)の予防
Cervical intraepithelial neoplasia(子宮頸部上皮内腫瘍)。上皮内に限局する異形成と上皮内癌のこと。子宮頸部表面の細胞が異常増殖したのが子宮頸部異形成で、前癌状態と考えられます。CIN1、CIN2およびCIN3の3段階があります。
サーバリックスの接種対象は10歳以上の女性で、0、1、6ヵ月後の3回接種が必要です。
サーバリックスの接種対象は10歳以上の女性であり、その効果は成人より小児で高いと考えられています。十分な抗体価を得るためには、上腕三角筋部の筋肉内に、0、1、6ヵ月後の3回接種することが必要です。
10歳以上の女性に、通常、1回0.5mLを0、1、6ヵ月後に3回、上腕の三角筋部に筋肉内接種する。
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
子宮頸がん[1]の予防接種をめぐっては、ワクチン接種後に重い健康被害に苦しむ中高生がいるとして「全国子宮頸がん[1]ワクチン被害者連絡会」が設立され、接種中止を求める嘆願書が厚労省に提出されている。
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