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クレストール錠 :: 医療 Wiki

illness:クレストール錠

ページ内コンテンツ
  • ロスバスタチンカルシウム(Rosuvastatin calcium)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
      • 用法・用量に関連する使用上の注意
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • ジェネリック医薬品

ロスバスタチン[1]カルシウム(Rosuvastatin calcium) anchor.png[2]

HMG-CoA還元酵素阻害剤

  • クレストール錠 (製薬会社:塩野義製薬株式会社)
  • クレストールOD錠 (製薬会社:塩野義製薬株式会社)
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作用と効果 anchor.png[3]

肝臓でのコレステロール合成に関与するHMG-CoA還元酵素を選択的・競合的に阻害し、コレステロール合成を抑制することにより、血液中のコレステロールを低下させます。
通常、高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症の治療に用いられます。

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用法・用量 anchor.png[4]

通常、成人にはロスバスタチン[1]として1日1回2.5mgより投与を開始するが、早期にLDL-コレステロール値を低下させる必要がある場合には5mgより投与を開始してもよい。
なお、年齢・症状により適宜増減し、投与開始後あるいは増量後、4週以降にLDL-コレステロール値の低下が不十分な場合には、漸次10mgまで増量できる。
10mgを投与してもLDL-コレステロール値の低下が十分でない、家族性高コレステロール血症患者などの重症患者に限り、さらに増量できるが、1日最大20mgまでとする。

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用法・用量に関連する使用上の注意 anchor.png[5]

  • クレアチニン[6]クリアランスが30mL/min/1.73m2未満の患者に投与する場合には、2.5mgより投与を開始し、1日最大投与量は5mgとする。
  • 特に20mg投与時においては腎機能に影響があらわれるおそれがある。
    20mg投与開始後12週までの間は原則、月に1回、それ以降は定期的(半年に1回等)に腎機能検査を行う必要がある。
  • OD錠は口腔内で崩壊するが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため、崩壊後は唾液又は水で飲み込むこと。
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副作用 anchor.png[7]

主な副作用は筋肉痛、ALT(GPT)上昇、CK(CPK)上昇、肝機能異常

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重大な副作用 anchor.png[8]

  • 紋筋融解症
    筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症[9]があらわれ、急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがある。
  • ミオパシー
    広範な筋肉痛、高度な脱力感や著明なCK(CPK)の上昇
    筋肉が痛い・こわばる、手足の力が入らない、手足がしびれる
  • 免疫介在性壊死性ミオパチー
  • 肝炎、肝機能障害、黄疸
    肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
    体がだるい、嘔吐、皮膚や白目が黄色くなる
  • 血小板減少
    鼻血、歯ぐきの出血、四肢などの皮下出血
  • 過敏症状
    血管浮腫を含む過敏症状があらわれることがある。
    顔・唇・まぶたがはれる、発疹・かゆみ、意識がうすれる
  • 間質性肺炎[10]
    発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常 等
  • 末梢神経障害
    四肢の感覚鈍麻、しびれ感等の感覚障害、疼痛、あるいは筋力低下等の末梢神経障害があらわれることがある。
  • 多形紅斑
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その他の副作用 anchor.png[11]

副作用2~5%未満0.1~2%未満0.1%未満頻度不明
肝臓肝機能異常(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇)---
腎臓-蛋白尿、腎機能異常(BUN上昇、血清クレアチニン[6]上昇)--
精神・神経系-頭痛、浮動性めまい健忘、睡眠障害[12](不眠、悪夢等)、抑うつ-
消化器-腹痛、便秘、嘔気、下痢膵炎、口内炎-
皮膚・皮下組織系-そう痒症、発疹、蕁麻疹--
代謝及び栄養--HbA1c上昇、血糖[13]値上昇-
内分泌---女性化乳房
筋骨格系及び結合組織障害CK(CPK)上昇無力症、筋肉痛、関節痛筋痙攣-

Last-modified: 2021-06-02 (水) 14:05:40 (JST) (1061d) by kondo