ウラピジル(Urapidil) [1]
排尿障害改善剤・降圧剤
- エブランチルカプセル (製薬会社:科研製薬株式会社)
- エブランチルカプセル (株式会社三和化学研究所)
α1受容体遮断作用により、末梢血管を拡げ、血圧を下げます。また、前立腺・尿道の平滑筋収縮を抑え、尿道を拡げることにより、尿を出しやすくします。 通常、高血圧[3]症、前立腺肥大症[4]や神経因性膀胱に伴う排尿障害の治療に用いられます。
- 本態性高血圧[3]症、腎性高血圧[3]症、褐色細胞腫[6]による高血圧[3]
通常、成人は1回1カプセル(主成分として15mg)を1日2回朝夕食後より服用を開始し、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1回4カプセル(60mg)を1日2回朝夕食後服用まで漸増されます。なお、年齢、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 前立腺肥大症[4]に伴う排尿障害
通常、成人は1回1カプセル(主成分として15mg)を1日2回朝夕食後より服用を開始し、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1回2〜3カプセル(30〜45mg)を1日2回朝夕食後服用まで漸増されます。なお、年齢、症状により適宜増減されますが、1日最高服用量は6カプセル(90mg)までとなっています。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 神経因性膀胱に伴う排尿困難
通常、成人は1回1カプセル(主成分として15mg)を1日2回朝夕食後より服用を開始し、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1回2カプセル(30mg)を1日2回朝夕食後服用まで漸増されます。なお、年齢、症状により適宜増減されますが、1日最高服用量は6カプセル(90mg)までとなっています。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は 気がついた時、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし次に飲む時間まで4〜5時間程度あけるようにしてください。次の通常飲む時間まで、あと2〜3時間しかない場合は、1回とばして次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、頭痛・頭重、めまい、嘔気・嘔吐、立ちくらみ、ふらつき、発疹などが報告されています。