抗インフルエンザウイルス薬・RNAポリメラーゼ阻害剤
ウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害することでウイルスの増殖を防ぐ作用がる。
新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症
但し、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効または効果不十分なものに限る。
通常、成人にはファビピラビルとして1日目は1回1600mgを1日2回、2日目から5日目は1回600mgを1日2回経口投与します。総投与期間は5日間とします。
主な副作用は、血中尿酸増加、下痢、好中球数減少、AST(GOT)増加、ALT(GPT)増加
副作用 | 1%以上 | 0.5~1%未満 | 0.5%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | 好中球数減少、白血球数減少 | - | 白血球数増加、網状赤血球数減少、単球数増加 | - |
肝臓 | AST(GOT)増加、ALT(GPT)増加、γ-GTP増加 | - | 血中ALP増加、血中ビリルビン増加 | - |
肝胆道系 | - | - | - | - |
呼吸器・胸郭および縦隔障害 | - | - | 喘息、口腔咽頭痛、鼻炎、鼻咽頭炎 | - |
消化器 | 下痢 | 悪心、嘔吐、腹痛 | 腹部不快感、十二指腸潰瘍、血便排泄、胃炎 | - |
過敏症 | - | 発疹 | 湿疹、そう痒症 | - |
代謝及び栄養 | 血中尿酸増加、血中トリグリセリド増加 | 尿中ブドウ糖陽性 | 血中カリウム減少 | - |
その他 | - | - | 血中CK(CPK)増加、尿中血陽性、扁桃腺ポリープ、色素沈着、味覚異常、挫傷、霧視、眼痛、回転性めまい、上室性期外収縮- | - |