解熱鎮痛消炎剤
炎症や痛みを引き起こすプロスタグランジンの合成を抑制することにより、炎症をしずめて、腫れや痛みなどの症状を抑えますが、熱を下げる作用もあります。通常、関節リウマチ[4]、変形性関節症ほか各種の痛みを伴う疾患や、急性上気道炎の解熱・鎮痛に用いられます。
- 慢性関節リウマチ[4]、変形性関節症ほか各種の痛み
通常、成人は主成分として、1回0.5~1.5g、1日1.0~4.5gを服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されますが、1回最高量は1.5gです。
- 急性上気道炎の解熱・鎮痛
通常、成人は主成分として、1回0.5~1.5gを頓用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。原則として、1日2回までとし、1日最高量は4.5gです。 いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。空腹時の服用はさけてください。
飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、消化管障害、じんましん、発疹、むくみ、鼻炎様症状、貧血[7]、めまい、頭痛、興奮、過呼吸、倦怠感、低血糖[8]などが報告されています。
- ショック、アナフィラキシー様症状
呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫
- 頭蓋内、消化管などの出血
頭痛、吐き気・嘔吐、吐血・下血
- 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症
発熱、皮膚に赤い発疹・水疱、眼球結膜の充血
- 喘息発作
息切れ、息苦しい、息をするときヒューヒューと音がする
- 肝機能障害、黄疸
全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる