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2: 2013-05-30 (木) 18:35:35 cons ソース 3: 2013-06-01 (土) 19:28:40 seria ソース
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#contents #contents
*IP 概要 [#if533827] *IP 概要 [#if533827]
-間質性肺炎、(IP:Interstitial Pneumonitis)は肺の間質組織を主座とした炎症を来す疾患の総称で、非常に致命的であると同時に治療も困難な難病です。 放射性肺炎や薬剤性肺炎、ウイルス性肺炎、過敏性肺炎、じん肺、膠原病に伴う肺炎などがあると、そこからなんらかの刺激が原因となって、間質性肺炎が起こるものと考えられています。しかし、原因不明のものも少なくありません。+間質性肺炎、(IP:Interstitial Pneumonitis)は肺の間質組織を主座とした炎症を来す疾患の総称で、非常に致命的であると同時に治療も困難な難病です。 放射性肺炎や薬剤性肺炎、ウイルス性肺炎、過敏性肺炎、じん肺、膠原病 に伴う肺炎などがあると、そこからなんらかの刺激が原因となって、間質性肺炎が起こるものと考えられています。しかし、原因不明のものも少なくありません。
**肺の機能 [#u9a5a57e] **肺の機能 [#u9a5a57e]
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***医薬品の副作用 [#sb59c848] ***医薬品の副作用 [#sb59c848]
-間質性肺炎は医薬品によっても起こります。多くの医薬品が原因になりますが、代表的なものとしては、抗がん剤(経口剤、点滴用剤)、抗リウマチ薬、インターフェロン製剤、漢方薬(小柴胡湯など)、解熱消炎鎮痛薬(アスピリン、サリチル酸など)、抗生物質、抗不整脈薬(アミオダロン)などでみられます。総合感冒薬(かぜ薬)のような市販の医薬品でみられることもあります。+間質性肺炎は医薬品によっても起こります。多くの医薬品が原因になりますが、代表的なものとしては、抗がん剤(経口剤、点滴用剤)、抗リウマチ薬、インターフェロン製剤、漢方薬(小柴胡湯 など)、解熱消炎鎮痛薬(アスピリン、サリチル酸など)、抗生物質、抗不整脈薬(アミオダロン)などでみられます。総合感冒薬(かぜ薬)のような市販の医薬品でみられることもあります。
**分類 [#lc494c1d] **分類 [#lc494c1d]
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間質性肺炎では胸部背面下部においてベルクロ・ラ音(捻髪音、Fine crackle)が聴取できます。 間質性肺炎では胸部背面下部においてベルクロ・ラ音(捻髪音、Fine crackle)が聴取できます。
***血液検査 [#uf4920bf] ***血液検査 [#uf4920bf]
-間質性肺炎の活動性を反映する血液検査の指標として、血清マーカー「KL-6」が優れています。一般的に500U/mlが活動期、非活動期の判断基準と言われています。 +間質性肺炎の活動性を反映する血液検査の指標として、血清マーカー「[[KL-6]]」が優れています。一般的に500U/mlが活動期、非活動期の判断基準と言われています。 
-KL-6は副腎皮質ホルモンの大量療法(ステロイドパルス療法)前後の治療効果の判定や、安定慢性期の患者さんの定期検査に用いられます。 +[[KL-6]](シアル化糖鎖抗原KL-6)は副腎皮質ホルモンの大量療法(ステロイドパルス療法)前後の治療効果の判定や、安定慢性期の患者さんの定期検査に用いられます。 
-血液検査は、リウマチ因子陽性(RAテスト)や抗核抗体など、間質性肺炎の原因となるその他の病気が存在の確認にも有効です。+血液検査は、リウマチ因子陽性(RAテスト)や 抗核抗体 など、間質性肺炎の原因となるその他の病気が存在の確認にも有効です。
***レントゲン [#v0fbec02] ***レントゲン [#v0fbec02]
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***パルス療法 [#t1b30a63] ***パルス療法 [#t1b30a63]
-ステロイドパルス療法は、点滴によりステロイド剤を通常3日間程度大量投与する治療方法で、間質性肺炎の症状が急に悪化した場合や経口投与で改善が見られない時に行われます。 パルス療法で、よく使用されるのはソル・メドロール静注用(一般名:メチルプレドニン)という薬剤で、 たとえば1日 1回1000mgを 3日間投与した後に プレドニゾロン錠 などの経口剤に切り替え、その量を漸減させていきます。+ステロイドパルス療法は、点滴によりステロイド剤を通常3日間程度大量投与する治療方法で、間質性肺炎の症状が急に悪化した場合や経口投与で改善が見られない時に行われます。 パルス療法で、よく使用されるのは ソル・メドロール静注用(一般名:メチルプレドニン)という薬剤で、 たとえば1日 1回1000mgを 3日間投与した後に プレドニゾロン錠 などの経口剤に切り替え、その量を漸減させていきます。
パルス療法(超大量ステロイド療法)には、鉱質ステロイド作用が少なく、比較的作用時間の短いメチルプレドニンが適しているといわれています。 パルス療法(超大量ステロイド療法)には、鉱質ステロイド作用が少なく、比較的作用時間の短いメチルプレドニンが適しているといわれています。
ソル・メドロールはプレドニゾロンの1.25倍の強さがあります。 副腎皮質ステロイド剤の副作用 副作用は、臨床的には生命に危険を及ぼす重大な副作用と、危険の少ないその他の副作用に分けられます。 なお、重症副作用の出現頻度は、一般に10~20%とされています。重大な副作用が出現した場合には、ステロイドの投与を継続することが困難となりますが、長期大量投与例では、急に中止すると急性副腎不全を起こすおそれがあるので注意が必要です。 ソル・メドロールはプレドニゾロンの1.25倍の強さがあります。 副腎皮質ステロイド剤の副作用 副作用は、臨床的には生命に危険を及ぼす重大な副作用と、危険の少ないその他の副作用に分けられます。 なお、重症副作用の出現頻度は、一般に10~20%とされています。重大な副作用が出現した場合には、ステロイドの投与を継続することが困難となりますが、長期大量投与例では、急に中止すると急性副腎不全を起こすおそれがあるので注意が必要です。
-ステロイドの重大な副作用 -ステロイドの重大な副作用
-感染症の誘発または増悪 続発性副腎皮質機能不全、糖尿病 消化性潰瘍(その他、消化管出血及び穿孔)、膵炎 精神障害(重篤なうつ病など)、痙攣 骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨などの骨頭無菌性壊死、ミオパチー 緑内障、後嚢白内障 血栓症+感染症の誘発または増悪 続発性副腎皮質機能不全、糖尿病 消化性潰瘍(その他、消化管出血及び穿孔)、膵炎 精神障害(重篤なうつ病など)、痙攣、骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨などの骨頭無菌性壊死、ミオパチー 緑内障、後嚢白内障 血栓症
-その他の副作用 -その他の副作用
--内分泌 --内分泌

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