1: 2011-12-05 (月) 17:01:08 seriza | 2: 2019-02-25 (月) 15:17:19 kondo | ||
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Line 7: | Line 7: | ||
**作用と効果 [#u6876466] | **作用と効果 [#u6876466] | ||
腫瘍細胞の増殖を抑え、抗がん作用を示します。 | 腫瘍細胞の増殖を抑え、抗がん作用を示します。 | ||
+ | |||
+ | -悪性神経膠腫 | ||
+ | -再発又は難治性のユーイング肉腫 | ||
**用法・用量 [#xde91c24] | **用法・用量 [#xde91c24] | ||
- | -初発治療 | ||
- | 放射線療法と併用し、通常、成人は主成分として1回75mg/m2(体表面積あたり)を1日1回連日42日間服用し、4週間休薬します。その後、本剤単独にて、主成分として1回150mg/m2を1日1回連日5日間服用し、23日間休薬します。この28日を1クールとし、次クールでは1回200mg/m2に増量することがあります。 | ||
- | -再発治療 | ||
- | 通常、成人は主成分として1回150mg/m2(体表面積あたり)を1日1回連日5日間服用し、23日間休薬します。この28日を1クールとし、次クールで1回200mg/m2に増量することがあります。本剤は1カプセル中に主成分20mgを含有します。 | ||
- | 必ず指示された服用方法に従ってください。カプセルは開けず、また、かみ砕かずに十分量の水とともに飲んでください。カプセルの内容物が身体に付着した場合は、速やかに洗い流してください。吸収を高めるので、できるだけ空腹時に服用するようにしてください。食後では吸収率が低下します。服用後に嘔吐があらわれることがあります。その場合、カプセルが吐き出されたかどうかにかかわらず、嘔吐した当日中にもう一度この薬を飲んではいけません。 | + | |
- | 飲み忘れに気づいた場合には、その薬は飲まずにとばして、次の決められた時間に次の薬を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。 | + | -初発の悪性神経膠腫の場合 |
+ | 放射線照射との併用にて、通常、成人ではテモゾロミドとして1回75mg/m2(体表面積)を1日1回連日42日間、経口投与し、4週間休薬する。 | ||
+ | その後、本剤単独にて、テモゾロミドとして1回150mg/m2を1日1回連日5日間、経口投与し、23日間休薬する。この28日を1クールとし、次クールでは1回200mg/m2に増量することができる。 | ||
+ | |||
+ | -再発の悪性神経膠腫の場合 | ||
+ | 通常、成人ではテモゾロミドとして1回150mg/m2(体表面積)を1日1回連日5日間、経口投与し、23日間休薬する。この28日を1クールとし、次クールで1回200mg/m2に増量することができる。 | ||
+ | |||
+ | -再発又は難治性のユーイング肉腫の場合 | ||
+ | イリノテカンとの併用において、通常、テモゾロミドとして1回100mg/m2を1日1回連日5日間、経口投与し、16日間以上休薬する。これを1クールとし、投与を反復する。なお、患者の状態により適宜減量する。 | ||
**副作用 [#fb2e212e] | **副作用 [#fb2e212e] | ||
Line 22: | Line 29: | ||
***稀な副作用 [#t9fdc913] | ***稀な副作用 [#t9fdc913] | ||
-骨髄機能抑制 | -骨髄機能抑制 | ||
+ | 汎血球減少、好中球減少、血小板減少、貧血、リンパ球減少、白血球減少等があらわれることがある。 | ||
貧血症状、発熱、出血傾向 | 貧血症状、発熱、出血傾向 | ||
-ニューモシスチス肺炎、感染症 | -ニューモシスチス肺炎、感染症 | ||
+ | ニューモシスチス肺炎、サイトメガロウイルス感染症等の日和見感染や敗血症等、重篤な感染症があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルスの再活性化による劇症肝炎又は肝炎があらわれることがある。 | ||
+ | --敗血症の合併症として、播種性血管内凝固症候群(DIC)、急性腎障害、呼吸不全等が報告されている。 | ||
発熱、咳、痰 | 発熱、咳、痰 | ||
-間質性肺炎 | -間質性肺炎 | ||
- | 発熱、から咳、呼吸困難 | + | 発熱、から咳、呼吸困難 等 |
-脳出血 | -脳出血 | ||
頭痛、嘔吐、片麻痺 | 頭痛、嘔吐、片麻痺 | ||
Line 32: | Line 43: | ||
呼吸困難、蕁麻疹、眼や口唇周囲の脹れ | 呼吸困難、蕁麻疹、眼や口唇周囲の脹れ | ||
-肝機能障害、黄疸 | -肝機能障害、黄疸 | ||
+ | AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある | ||
全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染(黄色くなる) | 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染(黄色くなる) | ||
+ | |||
-中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群 | -中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群 | ||
発熱、中央に浮腫を伴った紅斑(赤い発疹)、眼球粘膜の充血 | 発熱、中央に浮腫を伴った紅斑(赤い発疹)、眼球粘膜の充血 | ||
- | **ジェネリック医薬品 [#m77e6ec1] | + | ***その他の副作用 [#x75c81c8] |
- | - (製薬会社:) | + | |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):10%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):-|BGCOLOR(#dcdcdc):10%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| |
+ | |血液及びリンパ系障害|貧血(ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、赤血球減少)、白血球減少、リンパ球減少、好中球減少、血小板減少|-|単球減少、白血球増多、好中球増多、好酸球増多、好塩基球増多、単球増多|-| | ||
+ | |肝臓|AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇|-|γ-GTP上昇、LDH上昇、ビリルビン上昇|-| | ||
+ | //|肝胆道系||||| | ||
+ | |腎臓|-|-|BUN上昇、クレアチニン上昇、尿潜血、蛋白尿、尿検査異常|-| | ||
+ | //|泌尿器||||| | ||
+ | //|生殖系及び乳房||||| | ||
+ | //|精神系||||| | ||
+ | |精神神経系|頭痛|-|めまい、意識障害、感情不安定、焦燥、傾眠|-| | ||
+ | //|感覚器||||| | ||
+ | |眼|-|-|霧視、眼瞼炎|-| | ||
+ | //|耳||||| | ||
+ | //|錐体外路症状||||| | ||
+ | |循環器 心臓|-|-|胸部不快感、動悸、心嚢液貯留|-| | ||
+ | //|血管||||| | ||
+ | |呼吸器|-|-|上気道炎、胸水、しゃっくり|-| | ||
+ | |消化器|悪心、嘔吐、食欲不振、便秘、下痢|-|腹痛、胃不快感、口内・口唇炎、胃腸炎、歯肉炎|消化不良| | ||
+ | |皮膚・皮下組織系|-|-|点状出血、帯状疱疹、白癬、そう痒、蜂巣炎、発疹|脱毛、多形紅斑| | ||
+ | //|過敏症||||| | ||
+ | //|下垂体・副腎皮質系||||| | ||
+ | //|免疫系||||| | ||
+ | //|代謝及び栄養||||| | ||
+ | //|体液・電解質||||| | ||
+ | //|内分泌||||| | ||
+ | //|筋骨格系及び結合組織障害||||| | ||
+ | |神経・筋|-|-|しびれ、痙攣、振戦、片麻痺|無力症| | ||
+ | |全身|倦怠感|-|-|発熱、悪寒| | ||
+ | //|投与部位||||| | ||
+ | //|感染症||||| | ||
+ | //|抵抗機構||||| | ||
+ | |その他|疲労|-|浮腫、熱感、CRP上昇、血糖値上昇、ヘモグロビンA1C上昇、血清総蛋白減少、アルブミン減少、血中ナトリウム減少、水頭症|味覚異常、体重減少、疼痛、尿崩症| | ||
+ | //|臨床検査||||| | ||
+ | |||
+ | //**ジェネリック医薬品 | ||
+ | //- |
- テモダールカプセル のバックアップ一覧
- テモダールカプセル のバックアップ差分(No. All)
- 1: 2011-12-05 (月) 17:01:08 seriza
- 2: 2019-02-25 (月) 15:17:19 kondo
- 現: 2019-03-11 (月) 10:58:02 kondo
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