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1: 2018-01-27 (土) 17:01:13 kondo ソース 2: 2018-01-27 (土) 17:19:22 kondo ソース
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*エソメプラゾールマグネシウム水和物 [#x0c1480f] *エソメプラゾールマグネシウム水和物 [#x0c1480f]
''プロトンポンプ・インヒビター'' ''プロトンポンプ・インヒビター''
--ネキシウム懸濁用顆粒分包 (製薬会社:)+-ネキシウム懸濁用顆粒分包 (製薬会社:アストラゼネカ株式会社)
**作用と効果 [#g116e20a] **作用と効果 [#g116e20a]
 + ネキシウム懸濁用顆粒分包10mg
 +-胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症、Zollinger-Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
 +
 +-ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
 +
 + ネキシウム懸濁用顆粒分包20mg
 +
 +-胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
 +
 +-ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
**用法・用量 [#o7f6eb4c] **用法・用量 [#o7f6eb4c]
 + ネキシウム懸濁用顆粒分包10mg
 +-胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群
 +--成人
 +通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
 +--小児
 +通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、体重20kg未満では1回10mgを、体重20kg以上では症状に応じて1回10~20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
 +
 +-逆流性食道炎
 +
 +--成人
 +通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。さらに再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10~20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。
 +--小児
 +通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、体重20kg未満では1回10mgを、体重20kg以上では症状に応じて1回10~20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。
 +
 +-非びらん性胃食道逆流症
 +
 +--成人
 +通常、成人にはエソメプラゾールとして1回10mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、4週間までの投与とする。
 +--小児
 +通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、1回10mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、4週間までの投与とする。
 +
 +-非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
 +通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。
 +
 +-低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
 +通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。
 +
 +-ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
 +通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを用時水で懸濁して、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。
 +ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを用時水で懸濁して、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
 +
 + ネキシウム懸濁用顆粒分包20mg
 +
 +-胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群
 +
 +--成人
 +通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
 +--小児
 +通常、体重20kg以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、症状に応じて1回10〜20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
 +
 +-逆流性食道炎
 +--成人
 +通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。さらに再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10〜20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。
 +--小児
 +通常、体重20kg以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、症状に応じて1回10~20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。
 +
 +-非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
 +通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。
 +
 +-低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
 +通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを用時水で懸濁して1日1回経口投与する。
 +
 +-ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
 +通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを用時水で懸濁して、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。
 +ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、 通常、成人にはエソメプラゾールとして1回20mgを用時水で懸濁して、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
**生活上の注意 [#uca59f7b] **生活上の注意 [#uca59f7b]
Line 17: Line 82:
**副作用 [#qe206fd4] **副作用 [#qe206fd4]
 +主な副作用として、下痢、肝機能異常、発疹、軟便、味覚異常などが報告されています。
 +
 +-成人
 +--逆流性食道炎、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
 +主な副作用は、下痢、CK(CPK)上昇、肝機能異常、ALT(GPT)上昇 等
 +
 +--胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、非びらん性胃食道逆流症、Zollinger-Ellison症候群ならびに胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
 +国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していません。
 +
 +--低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
 +主な副作用は、下痢、びらん性胃炎、腹部膨満、胃ポリープ、貧血 等
 +
 +-幼児及び小児
 +--胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症、Zollinger-Ellison症候群
 +下痢及び腹痛、光線過敏性反応
 +
 +
***重大な副作用 [#q2e00458] ***重大な副作用 [#q2e00458]
 +-ショック、アナフィラキシー様症状
 +呼吸困難、蕁麻疹、顔・くちびる・舌などがはれる
 +血管浮腫、気管支痙攣 等があらわれることがある。
 +-汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少
 +体がだるい、発熱、鼻血・皮下出血
 +-劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全
 +吐き気や嘔吐、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる
 +-中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群
 +-発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内に発疹ができる・赤くなる
 +-間質性腎炎
 +発熱、皮疹、関節痛
 +-横紋筋融解症
 +筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇 等
 +-低ナトリウム血症
 +-錯乱状態
 +錯乱、激越、攻撃性、幻覚等があらわれることがある。
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 +-
 +
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- -
Line 28: Line 128:
***その他の副作用 [#oa28b7de] ***その他の副作用 [#oa28b7de]
 +''胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症、Zollinger-Ellison症候群、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合''
 +
 +|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
 +|血液及びリンパ系障害|-|-|白血球数減少|-|
 +|肝臓|-|肝酵素上昇|-|-|
 +|肝胆道系|||||
 +|腎臓|||||
 +|泌尿器|||||
 +|生殖系及び乳房|||||
 +|精神系|||||
 +|精神・神経系|-|-|頭痛、錯感覚、傾眠、浮動性めまい|不眠症、うつ病|
 +|感覚器|||||
 +|眼|||||
 +|耳|||||
 +|循環器 心臓|||||
 +|血管|||||
 +|呼吸器|||||
 +|消化器|-|-|腹痛、下痢、嘔吐、便秘、口内炎、カンジダ症、口渇|鼓腸、悪心、顕微鏡的大腸炎(collagenous colitis、lymphocytic colitis)|
 +|皮膚・皮下組織系|||||
 +|過敏症|-|-|発疹、皮膚炎、そう痒症、蕁麻疹|光線過敏、多形紅斑|
 +|下垂体・副腎皮質系|||||
 +|免疫系|||||
 +|代謝及び栄養|||||
 +|内分泌|||||
 +|筋骨格系及び結合組織障害|||||
 +|全身|||||
 +|感染症|||||
 +|投与部位|||||
 +|抵抗機構|||||
 +|その他|-|-|CK(CPK)上昇、回転性めまい、女性化乳房、味覚障害|脱毛症、関節痛、筋痛、霧視、倦怠感、多汗症、筋力低下、低マグネシウム血症、末梢性浮腫|
 +|臨床検査|||||
 +
 +
 +
 +''ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合''
 +
|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
-|血液及びリンパ系障害||||| +|血液及びリンパ系障害|-|-|好酸球数増多、血小板数減少、貧血、白血球数増多、白血球分画異常|-
-|肝臓|||||+|肝臓|-|-|肝機能異常、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇|-|
|肝胆道系||||| |肝胆道系|||||
|腎臓||||| |腎臓|||||
Line 36: Line 172:
|生殖系及び乳房||||| |生殖系及び乳房|||||
|精神系||||| |精神系|||||
-|神経系|||||+|精神・神経系|-|-|頭痛、しびれ感、めまい、睡眠障害|-|
|感覚器||||| |感覚器|||||
|眼||||| |眼|||||
|耳||||| |耳|||||
-|錐体外路症状||||| 
|循環器 心臓||||| |循環器 心臓|||||
|血管||||| |血管|||||
|呼吸器||||| |呼吸器|||||
-|消化器|||||+|消化器|下痢・軟便(19.9%)、味覚異常(7.8%)|口内炎、腹痛、食道炎、腹部膨満感|便秘、舌炎、悪心、口渇、十二指腸炎|-|
|皮膚・皮下組織系||||| |皮膚・皮下組織系|||||
-|過敏症|||||+|過敏症|-|発疹|||
|下垂体・副腎皮質系||||| |下垂体・副腎皮質系|||||
|免疫系||||| |免疫系|||||
Line 56: Line 191:
|投与部位||||| |投与部位|||||
|抵抗機構||||| |抵抗機構|||||
-|その他|||||+|その他|-|-|尿蛋白陽性、尿酸上昇、総コレステロール上昇、QT延長、発熱、倦怠感、カンジダ症、尿糖陽性、動悸、霧視|-|
|臨床検査||||| |臨床検査|||||
**ジェネリック医薬品 [#b7ea2986] **ジェネリック医薬品 [#b7ea2986]
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