1: 2015-11-07 (土) 20:10:32 seriza | 2: 2017-07-05 (水) 15:13:02 kondo | ||
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Line 3: | Line 3: | ||
*デノスマブ(遺伝子組換え)(Denosumab genetical recombination) [#d30b2cb4] | *デノスマブ(遺伝子組換え)(Denosumab genetical recombination) [#d30b2cb4] | ||
''ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体製剤'' | ''ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体製剤'' | ||
- | -プラリア皮下注 (製薬会社:第一三共株式会社) | + | -プラリア皮下注シリンジ (製薬会社:第一三共株式会社) |
**作用と効果 [#qb32258b] | **作用と効果 [#qb32258b] | ||
この薬は、抗RANKL抗体製剤と呼ばれる薬で、骨量の減少を抑え、骨密度を増やして骨折を予防します。 | この薬は、抗RANKL抗体製剤と呼ばれる薬で、骨量の減少を抑え、骨密度を増やして骨折を予防します。 | ||
通常、骨粗鬆症の治療に用いられます。 | 通常、骨粗鬆症の治療に用いられます。 | ||
+ | |||
+ | 関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制 | ||
**用法・用量 [#t3254d5a] | **用法・用量 [#t3254d5a] | ||
- | 通常、成人は6ヵ月に1回の皮下注射で、効果をみながら長期間使用する場合があります。 | + | |
+ | -骨粗鬆症 | ||
+ | 通常、成人にはデノスマブ(遺伝子組換え)として60mgを6ヵ月に1回、皮下投与する。 | ||
+ | -関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制 | ||
+ | 通常、成人にはデノスマブ(遺伝子組換え)として60mgを6ヵ月に1回、皮下投与する。 | ||
+ | なお、6ヵ月に1回の投与においても、骨びらんの進行が認められる場合には、3ヵ月に1回、皮下投与することができる。 | ||
**生活上の注意 [#e22c024e] | **生活上の注意 [#e22c024e] | ||
Line 25: | Line 32: | ||
**副作用 [#pbf9bedf] | **副作用 [#pbf9bedf] | ||
- | 主な副作用として、低カルシウム血症、背部痛、高血圧、湿疹、関節痛などが報告されています。 | + | -骨粗鬆症 |
+ | 主なものは、低カルシウム血症、背部痛、γ-GTP上昇、高血圧、湿疹、関節痛 等 | ||
- | ***稀な副作用 [#of787917] | + | -関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制 |
+ | 主なものは、慢性胃炎、低カルシウム血症 等 | ||
+ | ***重大な副作用 [#v5ac8e26] | ||
-低カルシウム血症 | -低カルシウム血症 | ||
- | 手足のふるえ、筋肉の脱力感、けいれん、しびれ、不整脈 | + | QT延長、痙攣、テタニー、しびれ、失見当識等を伴う低カルシウム血症があらわれることがある。 |
-顎骨壊死・顎骨骨髄炎 | -顎骨壊死・顎骨骨髄炎 | ||
口の痛み、口のはれ、発赤、歯が浮いた感じ、歯のゆるみ、あごのしびれ感、あごが重たい、発熱、食欲不振 | 口の痛み、口のはれ、発赤、歯が浮いた感じ、歯のゆるみ、あごのしびれ感、あごが重たい、発熱、食欲不振 | ||
Line 36: | Line 47: | ||
-大腿骨転子下および近位大腿骨骨幹部の非定型骨折 | -大腿骨転子下および近位大腿骨骨幹部の非定型骨折 | ||
太ももや太ももの付け根の痛み | 太ももや太ももの付け根の痛み | ||
+ | -治療中止後の多発性椎体骨折 | ||
-重篤な皮膚感染症 | -重篤な皮膚感染症 | ||
- | さむけ、高熱、局所の痛みと熱を伴った赤いはれ | + | 重篤な蜂巣炎等の皮膚感染症があらわれることがある。 |
+ | 発赤、腫脹、疼痛、発熱 等 | ||
+ | |||
+ | ***その他の副作用 [#j14ba01c] | ||
+ | |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):2%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):0.5~2%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):0.5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| | ||
+ | |血液及びリンパ系障害|-|貧血|白血球減少|-| | ||
+ | |肝臓|-|肝機能異常、γ-GTP上昇|ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇|-| | ||
+ | |肝胆道系||||| | ||
+ | |腎臓|-|-|尿蛋白陽性|-| | ||
+ | |泌尿器||||| | ||
+ | |生殖系及び乳房||||| | ||
+ | |精神・神経系|-|-|めまい|-| | ||
+ | |神経系||||| | ||
+ | |感覚器||||| | ||
+ | |眼||||| | ||
+ | |耳||||| | ||
+ | |循環器・心臓|-|高血圧|-|-| | ||
+ | |血管||||| | ||
+ | |呼吸器|-|鼻咽頭炎|-|-| | ||
+ | |消化器|-|胃炎、口内炎、歯周炎、胃食道逆流性疾患|上腹部痛、口腔ヘルペス、歯肉炎、悪心、嘔吐|-| | ||
+ | |皮膚・皮下組織系|-|湿疹|-|-| | ||
+ | |過敏症||||| | ||
+ | |下垂体・副腎皮質系||||| | ||
+ | |免疫系||||| | ||
+ | |代謝及び栄養|-|低リン酸血症|-|-| | ||
+ | |内分泌|-|-|-|血中副甲状腺ホルモン増加| | ||
+ | |筋骨格系及び結合組織障害|-|背部痛|関節痛、四肢痛、筋骨格痛|-| | ||
+ | |全身||||| | ||
+ | |感染症||||| | ||
+ | |投与部位||||| | ||
+ | |抵抗機構||||| | ||
+ | |その他|-|-|注射部位反応(疼痛、腫脹、紅斑等)、発熱、白内障、倦怠感、ほてり|薬物過敏症、末梢性浮腫、無力症| | ||
+ | |臨床検査||||| | ||
**ジェネリック医薬品 [#jd4e3d95] | **ジェネリック医薬品 [#jd4e3d95] | ||
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