高血糖[2]状態が長期間続くと、血管内の余分なブドウ糖は体内の蛋白と結合します。この際、赤血球の蛋白であるヘモグロビン(Hb)とブドウ糖が結合したものがグリコヘモグロビン[3]です。このグリコヘモグロビン[3]には何種類かあり、糖尿病[4]と密接な関係を有するものが、HbA1cです。
糖尿病[4]診断基準
ヘモグロビンは赤血球の中に大量に存在する蛋白で、身体の隅々まで酸素を運搬する役割を担っております。
赤血球の寿命はおよそ120日(4ヶ月)といわれており、赤血球はこの間ずっと体内を巡って、血管内のブドウ糖と少しずつ結びつきます。高血糖[2]で余っている糖が多ければ多いほど結びつきが増えグリコヘモグロビン[3](HbA1c)も多くなります。したがって血液中のHbA1c値は、赤血球の寿命の半分くらいにあたる時期の血糖[2]値の平均を反映します。すなわち外来で血液検査をすると、その日から1~2ヶ月前の血糖[2]の状態を推定できることになります。
血液を採取して、分析器にかけて測定します。
前日の夕食後は絶食します。
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