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血清タンパク総量 :: 医療 Wiki

illness:血清タンパク総量

ページ内コンテンツ
  • TP 血清総タンパク
    • 何がわかるのか
    • どのような検査か
    • 検査を受ける時の注意
    • 検査結果の判定
    • 異常な場合に疑われる病気

TP 血清総タンパク anchor.png[1]

血液を採取して試験管にいれておくと、赤いゼラチン状の固まりができ、その上に黄色い上澄みがたまります。固まりが血漿で上澄みが血清です。血清の中には分っているだけでも約14種類のタンパク質が含まれていますが、これを血清タンパクといい、その総量を測定するのが血清タンパク総量検査です。

  • 基準値
    6.7~8.3g/dl
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何がわかるのか anchor.png[2]

私たちの体内にあるタンパク質は、食品に含まれるタンパク質が分解されてアミノ酸となって吸収され肝臓に運ばれて、血清タンパクや組織タンパク、酵素タンパクなどが合成されますが、血清タンパクの一部はリンパ組織[3]でも合成されます。
一方、不要なタンパク質は尿などの分泌液に排泄されたり、肝臓やその他の組織で分解処理されます。
この血清タンパクの合成が減少したり増加したり、排泄量がが増加したり、分解処理が増加したり減少したりすると、血清タンパクが増えたり減ったりします。
栄養不足や栄養の吸収が不十分だったり、肝硬変などでタンパク質の合成が十分に行えないと、血清タンパク総量は低下します。
また、腎臓が悪くてタンパク質が尿に流れ出てしまっても低下します。その代表がネフローゼ症候群[4]です。

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どのような検査か anchor.png[5]

血液を採取して調べます。タンパク質につきやすい色素を血清に加えて、色の変化を調べて測定します。光をあててその屈折率によってタンパク質の濃度を調べる方法もあります。

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検査を受ける時の注意 anchor.png[6]

食事の影響は受けませんが、血液を採取して他の検査も行われますので、当日は飲食をしないで採決します。

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検査結果の判定 anchor.png[7]

8.5g/dlを超えると高タンパク血症、6.0g/dl以下だと低タンパク血症とされます。

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異常な場合に疑われる病気[8] anchor.png[9]


Last-modified: 2011-05-20 (金) 20:50:12 (JST) (4726d) by seriza