尿道からX線に写る造影剤を注入して、膀胱と尿道をX線撮影する検査です。
前立腺が大きくなっているかどうかが分り、前立腺肥大や前立腺がん[3]の診断に役立ちます。その他、膀胱がん[4]、尿道狭窄、尿道憩室などの診断のために行われることもあります。男性のみ行われます。
X線撮影に入って下半身は着ているものをすべてとります。検査台に仰向けに寝て、まず造影剤を使わない単純撮影を行います。次に麻酔薬を塗ったカテーテル(細い管)を尿道口から約3cm挿入し、造影剤を注入してX線撮影を行います。姿勢を変えながら数枚撮影します。カテーテルを挿入するとき多少の痛みを感じることがあります。
通院で行えます。所要時間は20分程度です。
検査の前に排尿をすませます。検査の後は水分をたくさん摂って、造影剤を早く排泄するようにします。検査後に少量出血することがありますが、多量の出血が続くようであれば病院に連絡します。
前立腺が大きくなっていると、膀胱が圧迫されている形が写し出されます。前立腺肥大の場合にはその線がなめらかですが、がんの場合には形が整っていない状態が写し出されます。
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