睡眠障害とは、睡眠に何らかの問題がある状態をいいます。眠れなくなることはよくみられますが、眠れないことイコール不眠症ではありません。
眠りたいのに眠れない、なかなか寝つけないなど寝ている間に何らかの障害を招いている場合もあります。
不眠症の多くは内在因性睡眠障害と呼ばれ、体内に原因がある場合に見られます。
精神的なストレスを抱えていた場合、眠りにくい症状をあらわす典型的な障害です。
睡眠時無呼吸症候群もこの内在因性睡眠障害にあてはまります。 内在因性睡眠障害は、原因になるものを治すことで睡眠障害は克服できます。
不眠の原因には、環境や生活習慣によるもの、精神的・身体的な病気から来るもの、薬によって引き起こされるものなど、様々です。
さらに、睡眠障害には不眠だけでなく、昼間眠くてしかたないという状態や、睡眠中に起きてくる病的な運動や行動、睡眠のリズムが乱れて戻せない状態など、多くの病気が含まれます。また、睡眠の問題は1つの原因や病気だけでなく、いくつかの要因が重なって起こってくることも多くみられます。
寝つきが悪い、途中で起きてしまう、早くに目が覚めてしまう、などの不眠症状に応じて、睡眠薬が使用されます。また、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬なども使用されることがあります。睡眠薬は絶対にお酒と一緒に飲んではいけません。睡眠薬を服用したら30分以内には寝床につきましょう。
服用していた睡眠薬をいっぺんに中止すると、リバウンドで不眠が悪化することがあります。