ページへ戻る

− Links

 印刷 

相貌失認 :: 医療 Wiki

illness:相貌失認

ページ内コンテンツ
  • 失顔症 概要
    • 症状
      • 認知機能障害
      • 症例
    • 原因
      • 脳機能障害
      • 先天性相貌失認
    • 診療科
    • 検査
      • 評価テスト
      • 機能画像検査
    • 診断
    • 治療法
    • 罹患した著名人

失顔症 概要 anchor.png[1]

相貌失認(そうぼうしつにん)、Prosopagnosiaとは脳障害による失認の一種で、特に「顔を見てもその表情の識別が出来ず、誰の顔か解らず、個人の識別が出来なくなる症状を指す。 俗に失顔症とも呼ばれる。

Page Top

症状 anchor.png[2]

Page Top

認知機能障害 anchor.png[3]

視覚失認などの他の失認と同様、相貌失認の発症者も目・鼻・口といった個々の顔のパーツや輪郭などを知覚することはできる。しかしこれを全体として「一つの顔」として正しく認識することができないため、人間の顔の区別がつかない、覚えられない、男女の区別ができない、表情がわからないといった症状がある。

Page Top

症例 anchor.png[4]

  • 陳旧性右後頭葉梗塞に左後頭葉梗塞が加わったことにより相貌失認を発症した症例がある。
  • 脳脊髄液漏により相貌失認を発症した症例がある。
Page Top

原因 anchor.png[5]

頭部損傷や脳腫瘍[6]・血管障害等が後天的に相貌失認を誘発する要因となる。

Page Top

脳機能障害 anchor.png[7]

人間の顔を認識・識別する機能は側頭葉・後頭葉に偏在する顔領域と呼ばれる部位に依存しているとされ、この脳神経が何らかの原因で機能障害を生じることにより相貌失認に至ると考えられている。

Page Top

先天性相貌失認 anchor.png[8]

先天的に相貌失認を発症する確率は2%程度と推定されています。

Page Top

診療科 anchor.png[9]

精神科、神経内科

Page Top

検査 anchor.png[10]

Page Top

評価テスト anchor.png[11]

まずは、一般的な視覚機能、物品の認知、文字の読みに関する検査が必要です。顔に対するスクリーニングテストは標準高次視知覚検査に含まれます。

  1. 有名人の写真を1枚ずつ見せて、名前や職業を答えていただく。次いで家族や知人について行う。
  2. 髪型などを隠した写真を用意し、隠していない写真と2枚の写真が同一人物かどうかということや複数枚の写真の中から同一人物のものを選ぶ検査を行う。
  3. 家族・知人や有名人の声で特定できるか。また、言語性に人物を定義して名前を言う課題、逆に名前を与えてどのような人物かを述べる課題(wechsler成人知能検査言語性課題の一部)も実施する。
Page Top

機能画像検査 anchor.png[12]

  • SPECT・PET[13]
    脳の形態的変化ではなく機能的変化を捉えるPET(陽電子放射断層撮影)やSPECT(単フォトン放射断層撮影)といった機能画像検査によって脳のある部分の機能低下が特定できる場合があります。
Page Top

診断 anchor.png[14]

各種の顔認知検査により判定される。発症者は正答率に有意な差が見られる。

Page Top

anchor.png[15]

  • (一般名:)
Page Top

治療法 anchor.png[16]

Page Top

罹患した著名人 anchor.png[17]

  • ブラッド・ピット(俳優)

Last-modified: 2013-05-28 (火) 20:52:09 (JST) (3993d) by seriza