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特発性ステロイド性骨壊死症 :: 医療 Wiki

illness:特発性ステロイド性骨壊死症

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全身性エリテマトーデス(SLE)などの膠原病のパルス療法や各種臓器移植後の、ステロイド剤の大量投与により起こります。 主に大腿骨頭に壊死が生じます。
股関節が痛んだり太ももから膝にかけて痛み、股が開かず歩けない、曲がらないなどの関節機能障害が起こります。
骨内の血流が低下し、骨組織が死んで脆くなります。壊死の範囲が広がると、体重に耐えきれずに潰れてしまいます。

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病気の症状 anchor.png

骨の圧潰が生じたときに痛みの自覚症状が現れます。初期に生じる痛みは安静にすることよって2~3週間で軽減する傾向がありますが、圧潰の進行に伴って痛みが強く出るようになります。但し、関節の可動域が狭くなるようなことはありません。

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原因 anchor.png

ステロイド薬の大量全身投与を受けた方の一部の人に発生します。 しかし、ステロイドの大量投与後に発生した場合でも、ステロイドによる直接の副作用とは考えられていません。
遺伝性の病気ではありません。

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診療科 anchor.png

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消炎鎮痛剤

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治療法 anchor.png

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保存療法 anchor.png

壊死の大きさや部位により良いと判断される場合や症状が発症していない場合は保存療法が行われます。
体に負荷をかけないことや安静にすりことが大事です。適正体重の維持、長距離歩行の制限、重い物を運ぶことを禁止などが指導されます。
痛みがひどい時は、消炎鎮痛剤を服用します。

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手術療法 anchor.png

自覚症状があり圧潰の進行が予想されるときは適応手術を行います。

  • 骨切り術
    若年者においては第一選択となります。 人工物置換術 壊死範囲の大きい場合や骨頭圧潰が進行した場合、特に高齢者で行われます。

Last-modified: 2013-04-30 (火) 23:25:38 (JST) (4017d) by kondo