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口腔がん :: 医療 Wiki

illness:口腔がん

ページ内コンテンツ
  • 概要
    • 口腔がんの種類
    • 症状
    • 原因
    • 診療科
    • 治療法

概要 anchor.png[1]

口腔がんとは口の中およびその周辺組織にできる癌のことです。
口腔がんは、他臓器の場合と異なり、直接見て触ることができるため、注意さえしていれば、早期発見、早期治療が可能な癌です。

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口腔がんの種類 anchor.png[2]

  • 扁平上皮癌
    発生する部位により「舌がん[3]」「歯肉がん」「口底がん」「頬粘膜がん」「口蓋がん」「口唇がん」に分かれます。
  • 悪性黒色腫[4]
  • 唾液腺がん
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症状 anchor.png[5]

口腔がんは、直接肉眼で観察でき、手指で触診できるのが大きな特徴です。

発育様式から出っ張っている外向型、掘れ込んでいる内向型(潰瘍形成)に大別できます。
その中でも、一見汚く、触って硬い感じをうけるもの、口の中の粘膜が白くなる白斑は注意が必要です。

  • 口腔がんを疑う症状
    • 口の中に硬い「しこり」がある。
    • 口の中に出血しやすい場所がある。
    • 3週間以上治らない口内炎や潰瘍、または抜歯後の傷の治りが悪い。
    • 口の中に痛みがある。
    • 口の中や唇にしびれがある。
    • 口の中が腫れて、入れ歯が合わなくなった。
    • 口の中に白い部分または赤い部分がある。
    • 口臭があると言われた。
    • 原因不明の歯のぐらつきがある。
    • 首のリンパ節の腫れが3週間以上続いている。
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原因 anchor.png[6]

  • 口腔がんになりやすいタイプ
    • 1日にタバコを10本以上吸う
    • タバコは、葉巻やパイプが好き
    • 50歳以上で、飲酒時にタバコも吸っている
    • 飲酒するとすぐに顔が赤くなる
    • 強いお酒が好きだ
    • 歯を磨かない、入れ歯の掃除をしない
    • 頻繁に舌や頬の粘膜を咬む
    • 入れ歯や歯の詰め物が当たって痛い
    • 偏食がある(ビタミンや鉄分不足)
    • がんになったことがある
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診療科 anchor.png[7]

歯科医院、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科

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治療法 anchor.png[8]

手術療法・放射線治療・抗癌剤治療があり、これらの治療を適切に組み合わせて行います。
その他、免疫療法、温熱療法、レーザー治療などがあります。
がんの大きさや、全身状態により適切な治療法を選択します。

口腔がんの手術の場合、舌や顎骨・顔面を切除するため、術後、咀嚼障害、嚥下障害・顔貌の変形などの後遺症を残すことがあります。

切除範囲が大きい場合は、人工材料や他部位の皮膚・筋肉などを用いて、欠損部の再建を行います。
また、顎骨・歯の欠損に対しては、人工歯根(インプラント)や顎義歯などによる機能回復を行います。


Last-modified: 2019-02-19 (火) 13:56:26 (JST) (1895d) by kondo