ライム病(Lyme disease)、は、ノネズミやシカ、野鳥などを保菌動物とし、マダニに媒介されるスピロヘータの一種、ボレリア (Borrelia) の感染によって引き起こされる人獣共通感染症の1つである。
感染症法における四類感染症である。野生動物では感染しても発症しないが、人、犬、馬、牛では臨床症状を示す。
名前の由来は、1975年、アメリカコネチカット州のライム及びオールドライムで最初に確認されたことに
病原体を培養するのは非常に難しいため、血液中の細菌に対する抗体価を測る方法が一般的である。ライム病の初期には抗体価が陰性のことが多く、感染していない人に陽性反応が出ることもあるので、典型的な症状の有無、発生地域に住んでいるか、あるいは発生地域を訪ねたことがあるか、などを考慮する。