ポートラーザ点滴静注液 :: 医療 Wiki

作用と効果

切除不能な進行・再発の扁平上皮非小細胞肺癌

用法・用量

ゲムシタビン及びシスプラチンとの併用において、通常、成人にはネシツムマブ（遺伝子組換え）として1回800mgをおよそ60分かけて点滴静注し、週1回投与を2週連続し、3週目は休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

生活上の注意

副作用

主な副作用は、皮膚障害（ざ瘡様皮膚炎、皮膚乾燥、爪囲炎、そう痒、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚亀裂）、口内炎、体重減少、発熱、嘔吐　等

重大な副作用

• 動脈血栓塞栓症、静脈血栓塞栓症
  脳血管障害（虚血性脳卒中、脳虚血、脳梗塞）、虚血性心疾患（心筋梗塞、狭心症）等の動脈血栓塞栓症、肺塞栓症、深部静脈塞栓症等の静脈血栓塞栓症があらわれることがある。
• Infusion reaction
  アナフィラキシー、悪寒、潮紅、低血圧、呼吸困難、気管支痙攣　等
• 低マグネシウム血症
  倦怠感、筋痙縮、振戦等を伴う低マグネシウム血症があらわれることがある。
• 間質性肺疾患
• 重度の皮膚障害
  ざ瘡様皮膚炎、多形紅斑　等
• 発熱性好中球減少症
• 重度の下痢
• 出血

その他の副作用

副作用	10％以上	5～10％未満	5％未満	頻度不明
肝臓	-	-	AST増加、ALP増加-	-
腎臓	-	-	尿路感染、排尿困難	-
精神神経系	-	-	頭痛、味覚異常	-
眼	-	結膜炎	-	-
消化器	食欲減退、口内炎	嘔吐	嚥下障害、口腔内潰瘍形成、口腔咽頭痛	-
皮膚・皮下組織系	皮膚障害（発疹、ざ瘡様皮膚炎、皮膚乾燥、そう痒、皮膚亀裂、爪囲炎、手掌・足底発赤知覚不全症候群等）	-	-	-
代謝及び栄養	-	-	低カルシウム血症、低リン酸血症、低カリウム血症	-
全身	-	-	発熱	-
その他	-	-	体重減少、筋痙縮、静脈炎	-