アレンドロン酸ナトリウム水和物(Alendronate sodium hydrate) [1]
骨粗鬆症治療剤
骨の中の破骨細胞に取り込まれ、破骨細胞の活性を抑制することにより骨吸収を抑えて、骨量を増やし骨を折れにくくします。通常、骨粗鬆症の治療に用いられます。
通常、成人は1回1錠(アレンドロン酸として5mg)を1日1回毎朝起きた時に(食事の前に)コップ1杯の水(約180mL)と一緒に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 水以外の飲み物(カルシウム、マグネシウムなどの含量の特に高いミネラルウォーター、お茶、コーヒー、ジュース、牛乳など)で飲まないでください。
- 薬をかんだり口の中で溶かしたりしないでください。
- 薬を飲んでから30分間は水以外の飲み物や食べ物、他のお薬をとらないでください。また、飲んでから30分間は横にならず、その日最初の食事を終えるまでは体を起こしたままでいてください。就寝時または起床前には飲まないでください。
- 飲み忘れた場合は、その日にまだ食べ物、水以外の飲み物、他の薬をとっていない場合は、飲み忘れに気付いたらすぐにこの薬を飲んでください(飲み方はいつもと一緒です)。
- すでに何かを食べたり、飲んだりしてしまった場合は、今日の分は飲まずに次の日からまた毎朝飲むようにしてください。
- 2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 無理に吐こうとしないでください。
- けっして横にならずに上体を起こすようにしてください。
- 飲んだ直後であれば牛乳を飲んでください。
- 異常を感じた場合には、すぐに医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、吐き気、便秘、下痢、胃痛、心窩部痛、胃不快感、消化不良、胃炎、胸やけ、食欲不振、貧血[5]、頭痛などが報告されています。
- 食道・口腔内障害
飲みこみにくい、飲みこむときに痛みがある、胸(の骨の裏側)に痛みを感じる
- 胃・十二指腸障害
みぞおちに痛みがある、腹部に痛みがある、腹部に不快感がある
- 中毒性表皮壊死融解症・皮膚粘膜眼症候群
高熱・全身倦怠感、口唇びらん・目の充血・のどの痛み、皮膚の広い範囲に赤い発疹・水疱
- 顎骨壊死・顎骨骨髄炎[7]
あごの痛みや腫れ、あごのしびれ感、歯のゆるみ
- 痛み
太ももや太ももの付け根などの痛み