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フルコート軟膏 :: 医療 Wiki

illness:フルコート軟膏

ページ内コンテンツ
  • フルオシノロンアセトニド(Fluocinolone acetonide )
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • ジェネリック医薬品

フルオシノロンアセトニド(Fluocinolone acetonide ) anchor.png[1]

外用合成副腎皮質ホルモン[2]

  • フルコート軟膏 (製薬会社:製造販売元 田辺三菱製薬株式会社)
  • フルコートF軟膏[3] (製薬会社:製造販売元 田辺三菱製薬株式会社)
  • フルコートクリーム (製薬会社:製造販売元 田辺三菱製薬株式会社)
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作用と効果 anchor.png[4]

合成副腎皮質ホルモン[2]剤で抗炎症作用を示し、発赤、はれ、かゆみなどの症状をとります。通常、湿疹・皮膚炎群、皮膚そう痒症、よう疹群、虫さされ、乾癬、掌蹠膿疱症[5]、薬疹・中毒疹の治療に用いられます。

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用法・用量 anchor.png[6]

通常、1日1〜数回適量を患部に塗りますが、症状により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。眼科用ではないので、眼には使用しないでください。おむつにあたる部分に使うときは、ビニール製のパンツなどぴったりしたものの使用は避けてください。

使い忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く使ってください。ただし、次に使う時間が近い場合は、使わないで1回分を飛ばしてください。誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で使うのをやめないでください。

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副作用 anchor.png[7]

主な副作用として、皮膚刺激感、症状悪化、皮膚の感染症、ざ瘡疹、ステロイド酒さ(顔面の紅斑など)、発疹などが報告されています。

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重大な副作用 anchor.png[8]

  • 眼圧亢進(眼瞼皮膚への使用により)
    虹のような光の輪が見える、かすんで見える、まぶしい
  • 緑内障[9](眼瞼皮膚または大量・長期の使用により)
    眼の痛み、頭痛、視力の低下
  • 後嚢白内障(大量・長期の使用により)
    かすんで見える、光がまぶしく感じる、視力の低下
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その他の副作用 anchor.png[10]

副作用5%以上又は頻度不明0.1~5%未満0.1%未満-
皮膚・皮下組織系ざ瘡疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(口囲、顔面全体に紅斑、丘疹、毛細血管拡張、痂皮、鱗せつを生じる)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張)魚鱗癬様皮膚変化、紫斑、多毛、色素脱失、乾燥、刺激感--
過敏症発疹、接触皮膚炎、紅斑---
下垂体[11]・副腎皮質系大量又は長期にわたる広範囲の使用又は密封法(ODT)による下垂体[11]・副腎皮質系機能の抑制---
皮膚の感染症皮膚の真菌性(カンジダ症、白癬等)感染症(密封法(ODT)*1の場合起こり易い)細菌性(伝染性膿痂疹、毛嚢炎等)感染症(密封法(ODT)の場合起こり易い)--
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ジェネリック医薬品[12] anchor.png[13]

  • フルオシノロンアセトニド軟膏

*1 密封療法とは「ODT( occlusive dressing technique)療法」とも言われ、皮膚の病変部に塗り薬を強力に効かせたい時に用いる方法です。皮膚に軟膏やクリームを塗った後、ポリエチレンなどのラップフィルムで覆って密封します。

Last-modified: 2021-06-21 (月) 18:41:26 (JST) (1048d) by kondo