ナフトピジル(Naftopidil)
前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤
- フリバス錠 (製薬会社:旭化成ファーマ株式会社)
- フリバスOD錠 (製薬会社:旭化成ファーマ株式会社)
作用と効果
前立腺・尿道のα1受容体を選択的に遮断し、前立腺・尿道の平滑筋収縮を抑制することにより尿道内圧を低下させ、前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善します。 通常、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に用いられます。
用法・用量
- フリバス錠
通常、成人は1回主成分として25mgを1日1回食後の服用から開始し、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1回50〜75mgに漸増され、1日1回食後に服用します。症状により適宜増減されますが、1日最高量は75mgまでとされています。本剤は1錠中に主成分75mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- フリバスOD錠
通常、成人は1回主成分として25mgを1日1回食後の服用から開始し、効果が不十分な場合は1~2週間の間隔をおいて1回50~75mgに漸増され、1日1回食後に服用します。症状により適宜増減されますが、1日最高量は75mgまでとされています。本剤は1錠中に主成分25mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 水なしでも飲める新しいタイプの薬(口腔内崩壊錠)です。口中で唾液を含ませ舌で軽く潰すと速やかに溶けるので唾液と一緒に飲み込んでください。水またはぬるま湯と一緒に飲むこともできます。寝たままでは水なしで服用しないでください。
飲み忘れた場合は、1回とばして、次の(翌日の)通常の服用時間に1回分を飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
副作用
主な副作用として、めまい・ふらつき、立ちくらみ、低血圧(起立性低血圧を含む)、胃部不快感、発疹、かゆみ、蕁麻疹などが報告されています。
稀な副作用
- 肝機能障害、黄疸
全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる
- 失神、意識喪失
気を失う、意識がなくなる