ハロペリドールデカン酸エステル(Haloperidol decanoate)
持効性抗精神病剤
- ハロマンス注 (製薬会社:大日本住友製薬株式会社)
作用と効果
強い不安感、興奮を改善し、幻覚・妄想を抑え、精神の状態を安定させます。
通常、統合失調症の治療に用いられます。
用法・用量
通常、4週間隔で筋肉内に注射します。具体的な使用期間については、医師にお聞きください。
生活上の注意
眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、注射のあとは自動車の運転や危険を伴う機械の操作はさけてください。アルコールは薬の作用を強めることがありますので、注意してください。
副作用
主な副作用として、錐体外路症状(じっとしていられない、手足の震えなど)、倦怠感、睡眠障害、注射部位障害(硬結、痛み、腫れ、発赤など)、発疹、光線過敏症、かゆみ、蕁麻疹、喉頭浮腫、呼吸困難、喉頭れん縮などが報告されています。
稀な副作用
- 悪性症候群
急激な発熱、筋肉のこわばり、けいれん、意識障害
- 心室細動、心室頻拍
めまい、動悸、息切れなど
- 麻痺性イレウス
激しい下腹部痛、排便・排ガスの停止、吐き気、嘔吐
- 遅発性ジスキネジア
繰り返し唇を尖らせる、舌を突き出す、口をもぐもぐする
- 肺塞栓症、深部静脈血栓症
発熱、胸の痛み、息苦しい、下肢のむくみ、手足のはれ