三環系抗うつ剤
脳内の神経伝達物質(ノルアドレナリン、セロトニン)の再取り込みを抑えることにより、抑うつ気分を和らげます。また、膀胱を収縮させる物質(アセチルコリン)の作用を抑えることにより、膀胱の容量を増して尿が漏れるのを防ぎます。 通常、精神科領域におけるうつ病・うつ症状、夜尿症の治療に用いられます。
通常、成人は主成分として1日30~75mgを初期量とし、1日150mgまで徐々に増量され、分割して服用します。まれに1日300mgまで増量されることもあります。
主な副作用として、口渇、眠気、パーキンソン症状(手足のふるえなど)、めまい、便秘、排尿困難、眼内圧亢進などが報告されています。