経口プロスタサイクリン(PGI2)誘導体製剤
血管や血小板のプロスタサイクリン受容体に作用し、血管を広げ血液を固まりにくくすることにより血液の流れを良くします。通常、慢性動脈閉塞症による手足の痛みや冷感や皮膚のただれ、原発性肺高血圧症の治療に用いられます。
慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍・疼痛および冷感の改善:通常、成人は1回2錠(主成分として40μg)を1日3回食後に服用します。原発性肺高血圧症:通常、成人は1回1錠(主成分として20μg)を1日3回食後に服用します。症状をみながら徐々に増量されます。増量する場合には投与回数を1日3~4回とし、最高用量を1日9錠(180μg)とします。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、1回とばして次の服用時間まで飲まないでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、頭痛、顔面潮紅、ほてり、下痢、吐き気、倦怠感、出血傾向、皮下出血、鼻出血、貧血、発疹、湿疹、かゆみ、蕁麻疹、紅斑などが報告されています。