- ゾルミトリプタン(Zolmitriptan)
- 作用と効果
- 用法・用量
- 副作用
- ジェネリック医薬品
ゾルミトリプタン(Zolmitriptan) [1]
片頭痛[2]治療薬/5-HT1B/1D受容体作動薬
- ゾーミッグRM錠 (製薬会社:アストラゼネカ株式会社)
脳血管の5-HT1B/1D受容体に作用して血管の拡張や炎症を抑制し、片頭痛[2]の発作時の頭痛をはじめとする諸症状(悪心・嘔吐・光や音に対する過敏症状)を軽減します。 通常、片頭痛[2]の治療に用いられます。しかし、発作の回数を減らしたり、発作を予防する薬剤ではありません。
通常、成人は1回1錠(主成分として2.5mg)を片頭痛[2]の頭痛発現時に服用します。効果が不十分な場合には追加できますが、前回の服用から2時間以上あけてください。1回1錠(2.5mg)で効果不十分であった場合には、次回片頭痛[2]発現時から1回2錠(5mg)を服用することができます。ただし、1日の服用量は最大4錠(10mg)です。必ず指示された服用方法に従ってください。
- この薬は、頭痛(片頭痛[2])の症状がでたときに服用します。
- 片頭痛[2]の予防のために頭痛のない時には飲まないでください。
- この薬を飲んでも症状が変わらないときは、それ以上飲まずに医師に相談してください。
- 頭痛の症状などがいつもと違っているとき(今まで以上に経験したことのない痛み・症状・経過を示したとき)は、この薬は飲まないでください。
- この薬は水なしでも飲むことができます。
- 口の中に入れた後速やかに舌の上で溶けますので、唾液とともに飲み込んでください。
- 水またはぬるま湯で飲む時は、普通のお薬と同じように飲んでください。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、吐き気、知覚減退、傾眠(いつも眠い)、片頭痛[2]の悪化、絞扼感(胸がしめつけられる感じ)、倦怠感、動悸、めまい、異常感覚、過敏症(蕁麻疹、血管浮腫)などが報告されています。
- アナフィラキシーショック、アナフィラキシー様症状
呼吸困難、蕁麻疹、目や口唇周囲の腫れ []
- 不整脈[7]
脈がみだれる
- 虚血性心疾患様症状
急激な胸の圧迫感、冷や汗、狭心痛
- 頻脈
動悸・胸部不快感を伴う脈拍数の増加(100回/分以上)