抗不安剤
薬価の改定が更新されていない場合はご注意ください。
気持ちを落ち着かせ、不安や緊張をやわらげ、ゆううつな気分を改善させるベンゾジアゼピン系薬剤です。
通常、心身症(胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症)における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害を改善します。
通常、成人は1回1錠(主成分として0.4mg)を1日3回服用します。年齢や症状により適宜増減されますが、増量する場合は最高用量を1日6錠(2.4mg)として徐々に増量し、3~4回に分けて服用します。高齢者は1回1錠(0.4mg)を1日1~2回の服用から開始し、増量する場合でも1日3錠(1.2mg)を超えません。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に通常に服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、眠気、めまい、倦怠感、口渇、発疹、かゆみなどが報告されています。
依存性、離脱症状
連用により薬物依存を生じることがある。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがある。
副作用 | 5%以上 | 0.1~5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 |
肝臓 | - | AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇 | γ-GTPの上昇 | - |
精神神経系 | - | 眠気、めまい・ふらつき、頭痛 | 不眠、眼症状(霧視・複視)、構音障害、焦燥感、神経過敏、振戦、健忘、尿失禁 | - |
神経系 | - | - | - | - |
循環器・心臓 | - | - | 動悸 | 血圧降下 |
呼吸器・胸郭および縦隔障害 | - | - | - | - |
消化器 | - | 口渇、悪心・嘔吐、便秘、腹痛・腹部不快感、食欲不振 | 下痢 | - |
過敏症 | - | - | 発疹、そう痒 | 光線過敏性反応 |
筋骨格系及び結合組織障害 | - | 脱力感・倦怠感 | 筋弛緩等の筋緊張低下症状 | - |
その他 | - | - | 発汗 | - |