クロキサゾラム(Cloxazolam) [1]
マイナートランキライザー
- セパゾン錠1 (製薬会社:第一三共株式会社)
- セパゾン錠2 (製薬会社:第一三共株式会社)
- セパゾン散 (製薬会社:第一三共株式会社)
脳内に広く存在するベンゾジアゼピン受容体に作用して、神経系に抑制的に作用し、不安や緊張などを取り除く薬です。抗不安効果のみでなく、強迫神経症・恐怖症、抑うつ反応などにも効果があります。通常、神経症における不安・緊張・抑うつ・強迫・恐怖・睡眠障害[3]の治療に用いられます。
また、心身症(消化器疾患、循環器疾患、更年期障害、自律神経失調症[4])における身体症状ならびに不安・緊張・抑うつ、術前の不安除去の治療に用いられます。
- セパゾン錠1
通常、成人は1回1〜4錠(主成分として1〜4mg)を1日3回服用します。手術前の不安を除くために服用する場合は、0.1〜0.2mg/kgを手術前に服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- セパゾン錠2
通常、成人は1回1/2〜2錠(主成分として1〜4mg)を1日3回服用します。手術前の不安を除くために服用する場合は、0.1〜0.2mg/kgを手術前に服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- セパゾン散
通常、成人は1回0.1〜0.4g(主成分として1〜4mg)を1日3回服用します。手術前の不安を除くために服用する場合は、10〜20mg/kg(主成分として0.1〜0.2mg/kg)を手術前に服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、眠気、ふらつき、倦怠感、口渇、めまい、悪心・嘔吐、脱力感、発疹、かゆみなどが報告されています。
- 依存性
この薬の使用を中止しようとしても止められずに使用を続けたくなる、筋肉が硬くなり体が突っ張る、現実には存在しない物が見えたり、無い音が聞こえる
- 刺激興奮
意識が乱れ正常な思考ができなくなる、眠れない