高血糖[2]状態が長期間続くと、血管内の余分なブドウ糖は体内の蛋白と結合します。この際、赤血球の蛋白であるヘモグロビン(Hb)とブドウ糖が結合したものがグリコヘモグロビンです。このグリコヘモグロビンには何種類かあり、糖尿病[3]と密接な関係を有するものが、HbA1cです。
赤血球に含まれ、酸素を運ぶ働きをしているヘモグロビンに血液中のブドウ糖が結びついたものがグリコヘモグロビンといいます。これには、いくつかの種類がありますが、糖尿病[3]と密接な関係を有するものが、HbA1cです。
糖尿病[3]診断基準
HbA1c値≧6.5%(NGSP値)国際標準
HbA1c値≧6.1%(JDS値)
血糖[2]値が高くなるほどグリコヘモグロビンの量は増加します。
赤血球の寿命は約120日ですが、一度ブドウ糖が結びつくと、そのままの状態が持続することから、赤血球に対するグリコヘモグロビンの割合を調べれば、最近1~3ヶ月間の平均血糖[2]値が反映されるので、その間の血糖[2]コントロールの良し悪しを判定できます。
血液を採取して、分析器にかけて測定します。
前日の夕食後は絶食します。
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