クロカプラミン塩酸塩水和物(Clocapramine hydrochloride hydrate) [1]
精神神経安定剤
- クロフェクトン錠 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社)
- クロフェクトン顆粒 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社)
神経伝達物質であるドパミンの受容体を遮断する作用があります。考えがまとまりにくいなどの心の不調をととのえ、気分を安定させます。
- クロフェクトン錠
通常、成人は1回1~5錠(主成分として10~50mg)を1日3回服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- クロフェクトン顆粒
通常、成人は1回0.1~0.5g(主成分として10~50mg)を1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。本剤は1g中に主成分100mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのをやめないでください。
主な副作用として、錐体外路症状、不眠、不安・焦躁感、血液障害、頻脈・胸内苦悶感などの心障害、血圧降下、肝障害(全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる)、過敏症(発疹、かゆみ)などが報告されています。
- 悪性症候群
38℃以上の発熱、筋肉のこわばり、手足のふるえ
- 遅発性ジスキネジア[6]
口、舌、あごなどの不規則なもぐもぐ運動
- 麻ひ性イレウス
食欲不振、吐き気、便秘
- 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群
全身けん怠感、無気力、眠気