エストリオール :: 医療 Wiki

エストリオール

エストリオールは、エストロゲン の一種です。妊娠後期になると胎盤から多量に分泌されるようになり、胎盤の機能や胎児の育ち方を示す重要な指標となります。
分娩予定日を過ぎて胎盤機能が低下するとエストリオールは低値になるので、分娩予定日超過の場合の管理に役立ちます。

• 基準値
  • 卵胞期前期　血中　16pg/ml以下　尿中　3.0～25.0μg/日　
  • 卵胞期後期　血中　18pg/ml以下　尿中　3.7～41.0μg/日
  • 排卵期　血中　19pg/ml以下　尿中　5.6～74.0μg/日
  • 黄体期　血中　16pg/ml以下　尿中　7.8～57.0μg/日
  • 男性　血中　5pg/ml以下以下　尿中　1.8～11.0μg/日以下

どのような検査か

尿中に多く出ることから尿を採取して調べます。

検査を受ける時の注意

特にありません。

異常な場合に疑われる病気

• 高値
  妊娠、肥満、甲状腺機能低下症など。
• 低値
  胎盤機能低下、重症妊娠中毒症、子宮内胎児発育遅延、胎児死亡、低栄養状態、甲状腺機能亢進症など。