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アルツハイマー病 :: 医療 Wiki

illness:アルツハイマー病

ページ内コンテンツ
  • AD アルツハイマー型認知症 概要
    • 症状
      • 初期症状
      • 進行時の症状
    • 原因
    • 診療科
    • 検査
      • 血液検査
      • 髄液検査
      • 頭部のCT、MRI検査
      • 心理検査
      • SPECT(脳血流シンチグラフィ)
      • アミロイドPET
    • 診断
    • 病期 ステージ
    • 合併症
    • 治療法

AD アルツハイマー型認知症 概要 anchor.png[1]

脳内のタンパク質に異常がおこることにより神経細胞が壊れ、脳が委縮して記憶や思考、行動への障害といった認知症症状があらわれる病気[2]です。

これは認知症の症例のもっとも一般的な原因となっています

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症状 anchor.png[3]

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初期症状 anchor.png[4]

はじめは新しいことが覚えられなくなるなど、記憶力が低下してきます。こうした状態を軽度認知障害(MCI)とよびます。
加齢による良性の物忘れよりも進行が早いことが多く、そうした記憶症状が進むにつれて日常生活機能にも障害があらわれ、外出の際に道に迷うことやお金の扱いに困ることも増えます。

進行過程において、今までできていたことができなくなることで自信をなくす、やる気を失うなどと、感情や人格に変化がでることもあります。

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進行時の症状 anchor.png[5]

病気[2]が進行していくと記憶、認知障害だけでなく運動機能にも支障が生じ、筋肉が萎縮することで言葉や動作に影響が目立ちはじめます。さらに排泄障害や睡眠障害[6]もあらわれ、幻覚や妄想が激しくなっていきます。また合併症を生じやすくもなります。

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原因 anchor.png[7]

アミロイド[8]というたんぱく質が脳内に沈着することにより、脳の神経細胞の減少や脳の萎縮がおこり発症するとされています。
また、老人斑(アミロイド[8]斑)や神経原線維変化[9]などの特徴がでることもあります。

その発症の明確な原因はいまだ解明されておらず、現在も研究が進められています。いくつかの危険因子は特定されており、加齢による脳の老化や遺伝的性質、または頭部外傷や心臓疾患といったものがあげられています。

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診療科 anchor.png[10]

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検査 anchor.png[11]

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血液検査 anchor.png[12]

アルツハイマー病の原因物質として考えられるアミロイド[8]が脳内に蓄積した方の血液では、アミロイド[8]前駆体タンパク質(APP)とアミロイド[8]ベータの物質量の比率が変化するとされています。この比率を測定することで脳内のアミロイド[8]の蓄積状況を調べることができます。

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髄液検査[13] anchor.png[14]

髄液中のアミロイド[8]ベータやリン酸化[15]タウたんぱく量の測定をする検査です。
アルツハイマー病の場合、髄液中のアミロイド[8]ベータは減少し、リン酸化[15]タウたんぱく量が増加すると考えられています。

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頭部のCT、MRI検査[16] anchor.png[17]

CTではエックス線を、MRIでは磁気を用いて、脳を輪切りにしたような画像を撮影し、空洞などの形状的な異常を調べます。
アルツハイマー病の場合、海馬の萎縮が早期から見られるため、早期での発見が期待できます。

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心理検査 anchor.png[18]

MMSE、長谷川式簡易知能評価スケール改訂版、FAB、ADAS、CDR、時計描画検査などといったものがあり、テスト形式による評価によって認知機能を調べる検査です。短時間での実施が可能です。

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SPECT(脳血流シンチグラフィ) anchor.png[19]

脳の画像によって脳内の血流の低下を確認し、機能的異常を見つける検査です。静脈からRI(放射性同位元素)を体内に入れ、体を回転しながらシンチカメラで撮影します。

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アミロイドPET anchor.png[20]

静脈注射によって放射性医薬品(PIB)を体内に入れ、しばらくしてからPET(陽電子放射断層撮影)で脳を確認する検査です。PIBはアルツハイマー病の原因と考えられているアミロイド[8]という物質と結びつくため、この検査では脳内のアミロイド[8]が蓄積した箇所やその様子を確認することができます。

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診断 anchor.png[21]

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病期 ステージ anchor.png[22]

  • 軽度(初期段階)
    親しい人の名前や言葉が思い出せなくなる、物の置き忘れが増える、何度も同じことをいう、周囲の人が能力の低下に気づく程度の症状がみられる状態。新しい記憶の定着が難しくなってきます。
  • 中等度(中期段階)
    住所や出身校、現在地や日付といった情報が混乱するなどの見当識障害[23]があらわれたり、簡単な計算が困難になったりする状態。物忘れを自覚することができなくなる場合もあります。尿失禁や徘徊が増え、妄想や幻覚もおこしはじめます。
  • 重度(後期段階)
    環境への反応、会話や自分の動きを制御する能力を失った状態。筋肉の硬直などもみられ、日常生活のにおいて介護を必要とします。
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合併症 anchor.png[24]

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治療法 anchor.png[30]


Last-modified: 2021-06-08 (火) 13:41:37 (JST) (1055d) by kondo