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イーケプラ錠 :: 医療 Wiki

illness:イーケプラ錠

ページ内コンテンツ
  • レベチラセタム(Levetiracetam)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • 同じ成分の医薬品

レベチラセタム(Levetiracetam) anchor.png[1]

てんかん[2]

  • イーケプラ錠 (製薬会社:大塚製薬株式会社)
  • イーケプラドライシロップ (製薬会社:大塚製薬株式会社)
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作用と効果 anchor.png[3]

脳内の神経の過剰な興奮を抑えて、てんかん[2]の発作を抑制する薬です。通常、他の抗てんかん[2]薬と併用して、てんかん[2]の部分発作の治療に用いられます。

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用法・用量 anchor.png[4]

  • イーケプラ錠
    通常、成人は1日4錠(主成分として1,000mg)を1日2回に分けて服用します。症状により適宜増減されますが、1日の最高用量は12錠(3,000mg)までです。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • イーケプラドライシロップ
    • 成人
      通常、成人は1日2g(主成分として1,000mg)を1日2回に分けて用時溶解して服用します。症状により適宜増減されますが、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として2g(1,000mg)以下ずつ行います。1日の最高用量は6g(3,000mg)までです。
    • 小児
      通常、4歳以上の小児は1日40mg/kg(主成分として20mg/kg)を1日2回に分けて用時溶解して服用します。症状により適宜増減されますが、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として40mg/kg(20mg/kg)以下ずつ行います。1日の最高用量は120mg/kg(60mg/kg)までです。ただし、体重50kg以上の小児は成人と同じ用量を服用します。
      本剤は1g中に主成分500mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常服用する時間が近い場合は、忘れた分は飲まずに1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

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生活上の注意 anchor.png[5]

服用中は、眠気、記憶力・集中力・反射能力の低下などがあらわれることがありますので自動車の運転など、危険を伴う機械の操作はしないでください。
ちょっとした刺激で気持ちや体の変調をきたす、意識の混乱、あせる、興奮しやすい、攻撃的になるなどの精神症状があらわれ、自殺企図に至ることもありますので、服用中に気分に変化がみられた場合は医師または薬剤師に相談してください。

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副作用 anchor.png[6]

主な副作用として、鼻咽頭炎、傾眠、頭痛、浮動性めまい、下痢、便秘、発疹などが報告されています。

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重大な副作用 anchor.png[7]

  • 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
    発熱、紅斑、水疱・びらん、そう痒、咽頭痛、眼充血、口内炎 等の異常
  • 薬剤性過敏症症候群
    初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。
  • 重篤な血液障害
    汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、好中球減少、血小板減少があらわれることがある。
    出血傾向、発熱、のどの痛み
  • 肝不全、肝炎
    全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる
  • 膵炎
    激しい腹痛、発熱、嘔気、嘔吐等の症状があらわれたり、膵酵素値の上昇
  • 攻撃性、自殺企図
    易刺激性、錯乱、焦燥、興奮、攻撃性等の精神症状があらわれ、自殺企図に至ることもある。
    ちょっとした刺激で気持ちや体の変調をきたす、攻撃的になる、自殺を企てる。
  • 横紋筋融解症[8]
    筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇 等
  • 急性腎障害
  • 悪性症候群
    発熱、筋強剛、血清CK(CPK)上昇、頻脈、血圧の変動、意識障害、発汗過多、白血球の増加 等
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その他の副作用 anchor.png[9]

副作用3%以上1~3%未満1%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害白血球数[10]減少、好中球数減少貧血[11]、血中鉄減少、鉄欠乏性貧血[11]血小板数[12]減少、白血球数[10]増加--
肝臓肝機能異常ALP増加--
生殖系及び乳房月経困難症膀胱炎、頻尿、尿中ブドウ糖陽性、尿中血陽性、尿中蛋白陽性--
精神神経系浮動性めまい、頭痛、不眠症、傾眠、痙攣、抑うつ不安、体位性めまい、感覚鈍麻、気分変動、睡眠障害[13]、緊張性頭痛、振戦、精神病性障害、易刺激性激越、健忘、注意力障害、幻覚、運動過多、記憶障害、錯感覚、思考異常、平衡障害、感情不安定、異常行動、協調運動異常、怒り、ジスキネジー錯乱状態、敵意、気分動揺、神経過敏、人格障害、精神運動亢進、舞踏アテトーゼ運動、パニック発作、嗜眠、譫妄
感覚器-耳鳴回転性めまい-
複視、結膜炎眼精疲労、眼そう痒症、麦粒腫霧視-
循環器・心臓-高血圧[14]心電図QT延長-
呼吸器・胸郭および縦隔障害鼻咽頭炎、咽頭炎、咽喉頭疼痛、上気道の炎症、インフルエンザ、鼻炎気管支炎、咳嗽、鼻出血、肺炎[15]、鼻漏--
消化器腹痛、便秘、下痢、胃腸炎、悪心、口内炎、嘔吐、齲歯、歯痛口唇炎、歯肉腫脹、歯肉炎、痔核、歯周炎、胃不快感消化不良-
皮膚・皮下組織系湿疹、発疹、ざ瘡皮膚炎、単純ヘルペス、帯状疱疹[16]、そう痒症、白癬感染脱毛症多形紅斑、血管性浮腫
代謝及び栄養食欲不振---
筋骨格系及び結合組織障害関節痛、背部痛肩痛、筋肉痛、四肢痛、頸部痛、筋骨格硬直筋力低下-
その他けん怠感、発熱、体重減少、体重増加血中トリグリセリド増加、胸痛、末梢性浮腫、抗痙攣剤濃度増加無力症、疲労事故による外傷(皮膚裂傷等)
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同じ成分の医薬品 anchor.png[17]


Last-modified: 2019-04-04 (木) 18:53:57 (JST) (1849d) by kondo