2: 2013-06-02 (日) 13:35:12 cons |
3: 2013-06-03 (月) 15:57:11 seria |
| 貧血の影響を受けます。 | | 貧血の影響を受けます。 |
| ***CRP(C反応性タンパク) [#wca7dfe6] | | ***CRP(C反応性タンパク) [#wca7dfe6] |
- | CRPとは、体内で炎症、感染、組織障害などの異変が起こると肝臓で作られるC反応性タンパクのことです。体内に異変が起こると12~24時間後に血液中に現れます。関節リウマチの炎症だけでなく、他の膠原病、ウィルス感染、自己免疫疾患などでも陽性(-)を示します。 | + | CRPとは、体内で炎症、感染、組織障害などの異変が起こると肝臓で作られるC反応性タンパクのことです。体内に異変が起こると12~24時間後に血液中に現れます。関節リウマチの炎症だけでなく、他の 膠原病、ウィルス感染、自己免疫疾患などでも陽性(-)を示します。 |
| 但し、貧血の影響は受けません。 | | 但し、貧血の影響は受けません。 |
| -正常値:陰性(-) | | -正常値:陰性(-) |
| + | |
| ***MMP-3(マトリックスメタロプロテイナーゼ-3)精密測定 [#g5250dac] | | ***MMP-3(マトリックスメタロプロテイナーゼ-3)精密測定 [#g5250dac] |
| MMP-3は、RAで滑膜の増殖に伴い、滑膜表層細胞で発現、生産される酵素で、そのマトリックス分解作用の結果、関節破壊をきたすといわれている。 | | MMP-3は、RAで滑膜の増殖に伴い、滑膜表層細胞で発現、生産される酵素で、そのマトリックス分解作用の結果、関節破壊をきたすといわれている。 |
| 活動性の強い時、心膜炎、心筋炎、弁膜病変がみられることがあります。 | | 活動性の強い時、心膜炎、心筋炎、弁膜病変がみられることがあります。 |
| -肺病変 | | -肺病変 |
- | 胸膜炎や間質性肺炎、進行すると肺線維症がみられます。RAに塵肺症を合併すると結節性陰影が生じ、これをカプラン(Caplan)症候群と呼んでいます。 | + | 胸膜炎や 間質性肺炎、進行すると肺線維症がみられます。RAに塵肺症を合併すると結節性陰影が生じ、これをカプラン(Caplan)症候群と呼んでいます。 |
| -骨症状 | | -骨症状 |
| 関節周囲と脊椎骨に骨粗鬆症がみられることが多い。 | | 関節周囲と脊椎骨に骨粗鬆症がみられることが多い。 |
| -眼症状 | | -眼症状 |
- | シェーグレン症候群を合併すると角膜、結膜の乾燥症状を訴えます。強膜炎、虹彩毛様体炎がみられます。 | + | シェーグレン症候群 を合併すると角膜、結膜の乾燥症状を訴えます。強膜炎、虹彩毛様体炎がみられます。 |
| -腎症状 | | -腎症状 |
| アルミロイドーシスの合併もしくは治療薬による蛋白尿、腎機能の低下がみられることがあります。尿沈渣にて赤血球陽性となることもあります。 | | アルミロイドーシスの合併もしくは治療薬による蛋白尿、腎機能の低下がみられることがあります。尿沈渣にて赤血球陽性となることもあります。 |
| ***非ステロイド性抗炎症剤 (NSAID エヌセイド) [#t5685ef5] | | ***非ステロイド性抗炎症剤 (NSAID エヌセイド) [#t5685ef5] |
| リウマチによって起こった炎症をおさえ、痛みを軽減する。 | | リウマチによって起こった炎症をおさえ、痛みを軽減する。 |
- | -インフリーSカプセル・インテバンSP錠・バキソカプセル・ロキソニン錠・クリノリル錠・ボルタレン錠 など | + | -インフリーSカプセル・インテバンSP・バキソカプセル・ロキソニン錠・クリノリル錠・ボルタレン錠 など |
| --主な副作用 | | --主な副作用 |
| 胃痛 食欲不振 胸やけ 悪心 嘔吐 むくみ | | 胃痛 食欲不振 胸やけ 悪心 嘔吐 むくみ |
| -葉酸の服用 MTXの服用日の前後に飲むと、副作用を抑える効果がある。しかし、MTXの効果が薄れるとの報告もある。 | | -葉酸の服用 MTXの服用日の前後に飲むと、副作用を抑える効果がある。しかし、MTXの効果が薄れるとの報告もある。 |
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- | ***レミケード(生物学的製剤) [#r75c9752] | + | ***レミケード点滴静注用(生物学的製剤) [#r75c9752] |
- | アメリカでは1999年から、日本では2003年7月が使用されています。 レミケード(一般名:インフリキシマブ)((インフリキシマブ(英:Infliximab)は、抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体である。)) レミケードは点滴投与をする薬です。 | + | アメリカでは1999年から、日本では2003年7月が使用されています。 レミケード点滴静注用(一般名:インフリキシマブ)((インフリキシマブ(英:Infliximab)は、抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体である。)) レミケードは点滴投与をする薬です。 |
| 0、2週、6週、以後8週毎に反復します。抗体の一部にマウスのタンパク質を使って作成されたきめら抗体なので、点滴時のアレルギーの症状がみられることもあります。また中和抗体が産生されて効果が減弱することがあります。 | | 0、2週、6週、以後8週毎に反復します。抗体の一部にマウスのタンパク質を使って作成されたきめら抗体なので、点滴時のアレルギーの症状がみられることもあります。また中和抗体が産生されて効果が減弱することがあります。 |
- | 中和抗体の産生は、メトトレキサート(リウマトレックス)によって防ぐことが出来るため、原則として週6mg以上のメトトレキサートを併用します。 | + | 中和抗体の産生は、メトトレキサート(リウマトレックスカプセル)によって防ぐことが出来るため、原則として週6mg以上のメトトレキサートを併用します。 |
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| ***抗TNF療法エンブレル(生物学的製剤) [#wac7b3c7] | | ***抗TNF療法エンブレル(生物学的製剤) [#wac7b3c7] |
| 抗TNF療法では、TNFが細胞表面のTNFレセプターと結合するのを阻止したり、TNFそのものが作用しないように働きかけます。 | | 抗TNF療法では、TNFが細胞表面のTNFレセプターと結合するのを阻止したり、TNFそのものが作用しないように働きかけます。 |
| 関節の炎症にかかわるTNFそれ自体をターゲットとし、炎症や痛み、そして関節破壊の進行を抑制することが特徴といえます。 | | 関節の炎症にかかわるTNFそれ自体をターゲットとし、炎症や痛み、そして関節破壊の進行を抑制することが特徴といえます。 |
- | -エンブレル(一般名:エタネルセプト)の投与の仕方 | + | -エンブレル皮下注(一般名:エタネルセプト)の投与の仕方 |
| 10~25mgを一日1回、週2回、皮下注射する薬です。 一定の条件を満たす患者は、 | | 10~25mgを一日1回、週2回、皮下注射する薬です。 一定の条件を満たす患者は、 |
| 自己注射も可能です。 | | 自己注射も可能です。 |
| エンブレルのみの薬剤費は、3割負担の場合、1ヶ月4万円前後となります。 エンブレルによる治療を受けられるのは、これまでの関節リウマチ治療(非ステロイド性抗炎症薬や他の抗リウマチ薬)で十分な効果が得られなかった患者さんのみとなります。 | | エンブレルのみの薬剤費は、3割負担の場合、1ヶ月4万円前後となります。 エンブレルによる治療を受けられるのは、これまでの関節リウマチ治療(非ステロイド性抗炎症薬や他の抗リウマチ薬)で十分な効果が得られなかった患者さんのみとなります。 |
| また、処方する医師も一定の条件を満たすりうまち専門医に限られています。 | | また、処方する医師も一定の条件を満たすりうまち専門医に限られています。 |
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| **治療法 [#ec0946a0] | | **治療法 [#ec0946a0] |
| 局所の関節の治療だけでなく全身的な治療が大切です。 | | 局所の関節の治療だけでなく全身的な治療が大切です。 |