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ラミクタール錠 のバックアップ差分(No.1) :: 医療 Wiki

illness:ラミクタール錠 のバックアップ差分(No.1)

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1: 2012-12-02 (日) 16:27:30 seriza[5] ソース[6]
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 +*ラモトリギン(Lamotrigine) [#w4d7d3a7]
 +''抗てんかん剤・双極性障害治療薬''
 +-ラミクタール錠 (製薬会社:グラクソ・スミスクライン株式会社)
 +-ラミクタール錠小児用 (製薬会社:グラクソ・スミスクライン株式会社)
 +**作用と効果 [#u1891a03]
 +-てんかん
 +興奮性の神経伝達物質の遊離を抑制して神経の過剰な興奮を抑え、けいれん発作を起こしにくくします。通常、部分発作、強直間代発作などのてんかん発作に他の抗てんかん薬との併用療法に用いられます。
 +-双極性障害
 +双極性障害での抑うつ状態や躁状態の再発の抑制に用いられます。
 +
 +**用法・用量 [#j304b629]
 +***てんかん [#tb24759b]
 +-バルプロ酸ナトリウムを併用
 +通常、成人は初めの2週間は1回1錠(主成分として25mg)を1日おきに1回服用し、次の2週間は1日1錠(25mg)を1回に服用します。以後、1~2週間ごとに1~2錠(25~50mg)ずつ徐々に増量されます。維持量は1日4~8錠(100~200mg)を2回に分けて服用するとされています。
 +通常、小児は初めの2週間は1日体重あたり0.15mg/kgを1回に服用し、次の2週間は1日0.3mg/kgを1回に服用します。以後、1~2週間ごとに最大0.3mg/kgずつ徐々に増量されます。
 +維持量はバルプロ酸ナトリウムに加えてカルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、プリミドンを服用している場合は1日1~5mg/kg、バルプロ酸ナトリウムだけの場合は1日1~3mg/kgを2回に分けて服用するとされていますが、いずれも1日最大量は8錠(200mg)までとされています。
 +-バルプロ酸ナトリウム以外の抗てんかん薬(カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、プリミドンなど)を併用
 +通常、成人は初めの2週間は1日2錠(主成分として50mg)を1回に服用し、次の2週間は1日4錠(100mg)を2回に分けて服用します。以後、1~2週間ごとに最大4錠(100mg)ずつ徐々に増量され、維持量は1日8~16錠(200~400mg)を2回に分けて服用するとされています。
 +通常、小児は初めの2週間は1日体重あたり0.6mg/kgを2回に分けて服用し、次の2週間は1日1.2mg/kgを2回に分けて服用します。以後、1~2週間ごとに最大1.2mg/kgずつ徐々に増量され、維持量は1日5~15mg/kgを2回に分けて服用するとされていますが、1日最大量は16錠(400mg)までとされています。
 +-バルプロ酸ナトリウム以外の抗てんかん薬(ゾニサミド、ガバペンチン、トピラマートなど)を併用
 +通常、成人は初めの2週間は1回1錠(主成分として25mg)を1日おきに1回服用し、次の2週間は1回1錠(25mg)を1日1回服用します。以後、1~2週間ごとに1~2錠(25~50mg)ずつ徐々に増量されます。維持量は1日4~8錠(100~200mg)を2回に分けて服用するとされています。
 +通常、小児は初めの2週間は1日体重あたり0.15mg/kgを1回に服用し、次の2週間は1日0.3mg/kgを1回に服用します。以後、1~2週間ごとに最大0.3mg/kgずつ徐々に増量されます。維持量は1日1~3mg/kgを2回に分けて服用するとされていますが、1日最大量は8錠(200mg)までとされています。
 +
 +本剤は1錠中に主成分を25mg含有しますが、他に2mg、5mgまたは100mg含有するものがあり、これらを組み合わせて飲むことがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
 +
 +飲み忘れに気づいた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして次の決められた時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
 +
 +***双極性障害 [#z946ddde]
 +-併用薬の無い場合
 +通常、成人は初めの2週間は1回1錠(主成分として25mg)を1日1回服用し、次の2週間は1日2錠(50mg)、5週目は1日4錠(100mg)、6週目以降は維持用量として1日8錠(200mg)をいずれも1回または2回に分けて服用します。症状に応じて適宜増減されますが、増量は1週間以上の間隔をあけて最大4錠(100mg)ずつ徐々にされます。1日最大量は16錠(400mg)とされています。
 +-バルプロ酸ナトリウムを併用
 +通常、成人は初めの2週間は1回1錠(主成分として25mg)を1日おきに1回服用し、次の2週間は1日1錠(25mg)を1回に服用し、5週目は1日2錠(50mg)、6週目以降は維持用量として1日4錠(100mg)をいずれも1回または2回に分けて服用します。症状に応じて適宜増減されますが、増量は1週間以上の間隔をあけて最大2錠(50mg)ずつ徐々にされます。1日最大量は8錠(200mg)までとされています。
 +-バルプロ酸ナトリウム以外の薬剤(カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、プリミドンなど)を併用
 +通常、成人は初めの2週間は1日2錠(主成分として50mg)を1回に服用し、次の2週間は1日4錠(100mg)、5週目は1日8錠(200mg)、6週目は1日12錠(300mg)、7週目以降は維持用量として1日12~16錠(300~400mg)をいずれも2回に分けて服用します。症状に応じて適宜増減されますが、増量は1週間以上の間隔をあけて最大4錠(100mg)ずつ徐々にされます。1日最大量は16錠(400mg)までとされています。
 +-バルプロ酸ナトリウム以外の薬剤(リチウム、オランザピンなど)を併用
 +通常、成人は初めの2週間は1回1錠(主成分として25mg)を1日1回服用し、次の2週間は1日2錠(50mg)、5週目は1日4錠(100mg)、6週目以降は維持用量として1日8錠(200mg)をいずれも1回または2回に分けて服用します。症状に応じて適宜増減されますが、増量は1週間以上の間隔をあけて最大4錠(100mg)ずつ徐々にされます。1日最大量は16錠(400mg)までとされています。
 +
 +本剤は1錠中に主成分を25mg含有しますが、他に100mg含有するものがあり、これらを組み合わせて飲むことがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
 +
 +飲み忘れに気づいた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして次の決められた時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
 +
 +**副作用 [#we8e29d0]
 +主な副作用として、傾眠(意識がぼんやりする)、めまい、発疹などが報告されています。
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 +***稀な副作用 [#o8f74a02]
 +- 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症
 +発熱、眼の充血、口唇・口腔粘膜・陰部のびらん
 +-過敏症症候群
 +発疹、発熱、顔面浮腫
 +-再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症
 +貧血症状、発熱、のどの痛み
 +-肝炎、肝機能障害、黄疸
 +全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる
 +-無菌性髄膜炎
 +首の硬直、発熱・頭痛、吐き気・嘔吐
 +
 +
 +**ジェネリック医薬品 [#x86f6790]
 +- (製薬会社:)
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