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もやもや病 のバックアップ差分(No.2) :: 医療 Wiki

illness:もやもや病 のバックアップ差分(No.2)

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1: 2012-10-30 (火) 16:09:03 seria[6] ソース[7] 2: 2016-03-04 (金) 20:24:56 seriza[6] ソース[8]
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小児の場合は、反復性の頭痛、運動麻痺、痙攣発作、言語障害、失神発作、脱力発作などの症状が起こります。また、過呼吸により大きな息を短い時間に繰り返すと、血液中のある成分のバランスが崩れ、もやもや血管が細くなり、血流が低下し脳梗塞のような症状が現れます。このような脳梗塞に似た症状を虚血と呼びます。虚血の症状は、左右交代で現れたり、時に片方から反対側へ症状が進行することがあります。虚血の症状がさらに進行すると、麻痺や知能低下が起こる場合があります。 小児の場合は、反復性の頭痛、運動麻痺、痙攣発作、言語障害、失神発作、脱力発作などの症状が起こります。また、過呼吸により大きな息を短い時間に繰り返すと、血液中のある成分のバランスが崩れ、もやもや血管が細くなり、血流が低下し脳梗塞のような症状が現れます。このような脳梗塞に似た症状を虚血と呼びます。虚血の症状は、左右交代で現れたり、時に片方から反対側へ症状が進行することがあります。虚血の症状がさらに進行すると、麻痺や知能低下が起こる場合があります。
大人の場合は、脳出血、虚血症状、頭痛、意識障害、運動麻痺などの症状が起こります。 大人の場合は、脳出血、虚血症状、頭痛、意識障害、運動麻痺などの症状が起こります。
--脱力発作+***脱力発作 [#b74f277e]
人の脳は酸素を必要としていますが、脳血管の拡張や収縮をコントロールしているのは二酸化炭素です。 人の脳は酸素を必要としていますが、脳血管の拡張や収縮をコントロールしているのは二酸化炭素です。
-通常、血液中の酸素が少なくなるときは呼吸困難な状況であると考えられ、二酸化炭素は増えます。そこで、脳へ酸素を多く送るため、脳血管を広げます。逆に、泣いたり、笛を吹いたりして過呼吸の状態になると、血液中の酸素は増えますが二酸化炭素は減ってしまいます。すると、体は酸素がたくさんある状態だと判断して、脳血管を収縮させて血流を少なくしてしまいます。もやもや病の人は普段から脳血流が低下している上に、血管がさらに収縮して血流が低下してしまうと、脳血流の不足が一気にきて脳が働くなり、脱力発作が生じてしまいます。 + 
--失神発作+通常、血液中の酸素が少なくなるときは呼吸困難な状況であると考えられ、二酸化炭素は増えます。そこで、脳へ酸素を多く送るため、脳血管を広げます。 
 +逆に、泣いたり、笛を吹いたりして過呼吸の状態になると、血液中の酸素は増えますが二酸化炭素は減ってしまいます。すると、体は酸素がたくさんある状態だと判断して、脳血管を収縮させて血流を少なくしてしまいます。もやもや病の人は普段から脳血流が低下している上に、血管がさらに収縮して血流が低下してしまうと、脳血流の不足が一気にきて脳が働くなり、脱力発作が生じてしまいます。 
 +***失神発作 [#jadf8b05]
脳の虚血により意識が低下する一過性発作です。失神はもやもや病に特異的でなく、色々な原因で起こり、立ち上がろうとするときに起こる起立性低血圧や、腹圧と血圧が関与しているために放尿し始めた時に起こる排尿時失神などがあります。 脳の虚血により意識が低下する一過性発作です。失神はもやもや病に特異的でなく、色々な原因で起こり、立ち上がろうとするときに起こる起立性低血圧や、腹圧と血圧が関与しているために放尿し始めた時に起こる排尿時失神などがあります。
--脳出血+***脳出血 [#w5823057]
大人の場合に見られる出血型は、突然の頭痛、嘔吐、麻痺、意識障害で発症します。脳出血の診断は頭部CT検査で可能です。CTでは血管の外に出た血液は白く映ります。もやもや病では特に、脳脊髄液をためておく脳室で出血する、脳室内出血を発症する人が多いです。また、MRI(核磁気共鳴撮像法)で出血の原因となった動脈瘤が見つかることがあります。 大人の場合に見られる出血型は、突然の頭痛、嘔吐、麻痺、意識障害で発症します。脳出血の診断は頭部CT検査で可能です。CTでは血管の外に出た血液は白く映ります。もやもや病では特に、脳脊髄液をためておく脳室で出血する、脳室内出血を発症する人が多いです。また、MRI(核磁気共鳴撮像法)で出血の原因となった動脈瘤が見つかることがあります。
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