ページへ戻る

− Links

 印刷 

多発性骨髄腫 のバックアップソース(No.2) :: 医療 Wiki

illness:多発性骨髄腫 のバックアップソース(No.2)

« Prev[4]  Next »[5]
#norelated
#contents
*概要 [#q67648fe]
多発性骨髄腫は、血液のがんの一種で、骨髄の中の形質細胞(リンパ球の一種)が腫瘍化して異常に増殖する病気です。

腫瘍細胞が骨髄を侵して増殖するため、正常な血液の細胞の生産ができなくなり、貧血や易感染性、出血傾向などの症状が起こります。
また、骨髄腫細胞は骨を溶かす細胞を活性化させる分子を放出するため、骨折しやすくなったり、頭などの骨の密度が低下したりします。さらに、腫瘍化したリンパ球は、抗体という免疫グロブリンをつくり出し、これが異常に増えることによって血液の粘性があがって腎機能障害をきたすようになります。

**原因 [#teeb98bd]
多発性骨髄腫は、血液の細胞を作り出す骨髄の中の形質細胞(リンパ球のひとつ)の遺伝子、または遺伝情報を納めている染色体の異常が原因で発症します。

**分類 [#ef91d5f2]

**症状 [#y50c372d]
初期症状として、腰痛や背中の痛み、そして病的骨折((病的骨折とは、例えばゴルフのスイングをしただけで骨折するといったように、通常であれば骨折が起こらないようなことをきっかけに起こる骨折をさします。))、腰椎の圧迫骨折が多いです。

骨髄腫細胞が増えると、骨芽細胞の機能が抑制され、破骨細胞の機能が活性化するため、全身の骨が脆くなって骨折しやすくなるのと同時に、骨に蓄えられているはずのカルシウムが血液中に増えます(高カルシウム血症)。高カルシウム血症は吐き気や意識障害、腎機能障害、多尿などをきたします。

さらに、正常な血液の細胞が減ってくるため、息切れや動悸などの貧血の症状がみられたり、感染しやすくなったり、出血しやすいうえに止血しづらくなったりすることがあります。

また、骨髄腫細胞がつくり出す異常な免疫グロブリンが大量に血液中に放出されると血液の粘性が高まり、頭痛やめまい、さらに腎臓が障害されて、むくみや吐き気などの症状が出てくることがあります。
病気が進行すると腎機能が完全に破壊され、最終的には人工透析が必要になることもあります。

**診療科 [#mb036182]
**検査 [#pabc9c10]
-血液検査
--血液中の総タンパク(TP)とアルブミン(ALB)の差を調べます。
--血液の電気泳動でガンマ(γ)グロブリンの増加を確認します。

---血液中のカルシウムが高くなり、赤血球およびヘモグロビン、血小板、および白血球の減少がみられます。

**診断 [#aaed54e5]
-骨髄検査
確定診断には、骨髄検査を行って骨髄のなかに形質細胞が増殖していることを確認します。
-免疫電気泳動
多発性骨髄腫のうち、どの抗体が増えるタイプかをみるため、血液や尿に出るタンパクの免疫電気泳動を行います。

**病期 ステージ [#i82fd117]
**合併症 [#iff7730d]
**薬 [#bc2002a8]
-(一般名:)

**治療法 [#n3494e9b]

**罹患した著名人 [#n773e1f2]
-宮川花子 夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」


« Prev[4]  Next »[5]