3: 2020-03-31 (火) 12:59:09 kondo[6] [7] | 現: 2023-12-11 (月) 17:22:13 kondo[6] [8] | ||
---|---|---|---|
Line 3: | Line 3: | ||
*リツキシマブ(遺伝子組換え)(Rituxan genetical recombination) [#m34dfdb1] | *リツキシマブ(遺伝子組換え)(Rituxan genetical recombination) [#m34dfdb1] | ||
''抗CD20モノクローナル抗体・抗悪性腫瘍用剤'' | ''抗CD20モノクローナル抗体・抗悪性腫瘍用剤'' | ||
- | -リツキサン点滴静注 (製薬会社:中外製薬株式会社) | + | -リツキサン点滴静注 (製薬会社:製造販売元 全薬工業株式会社/発売元 中外製薬株式会社) |
**作用と効果 [#f19a97e9] | **作用と効果 [#f19a97e9] | ||
Line 11: | Line 11: | ||
-免疫抑制状態下のCD20陽性のB細胞性リンパ増殖性疾患 | -免疫抑制状態下のCD20陽性のB細胞性リンパ増殖性疾患 | ||
-多発血管炎性肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎 | -多発血管炎性肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎 | ||
+ | -既存治療で効果不十分なループス腎炎 | ||
-難治性のネフローゼ症候群(頻回再発型あるいはステロイド依存性を示す場合) | -難治性のネフローゼ症候群(頻回再発型あるいはステロイド依存性を示す場合) | ||
-慢性特発性血小板減少性紫斑病 | -慢性特発性血小板減少性紫斑病 | ||
-後天性血栓性血小板減少性紫斑病 | -後天性血栓性血小板減少性紫斑病 | ||
+ | -全身性強皮症 | ||
+ | -難治性の尋常性天疱瘡及び落葉状天疱瘡 | ||
+ | -視神経脊髄炎スペクトラム障害(視神経脊髄炎を含む)の再発予防 | ||
-下記のABO血液型不適合移植における抗体関連型拒絶反応の抑制 | -下記のABO血液型不適合移植における抗体関連型拒絶反応の抑制 | ||
腎移植、肝移植 | 腎移植、肝移植 | ||
Line 19: | Line 23: | ||
**用法・用量 [#jdc17b5c] | **用法・用量 [#jdc17b5c] | ||
+ | |||
+ | |||
+ | |||
-B細胞性非ホジキンリンパ腫 | -B細胞性非ホジキンリンパ腫 | ||
通常、成人には、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を1週間間隔で点滴静注する。最大投与回数は8回とする。他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、併用する抗悪性腫瘍剤の投与間隔に合わせて、1サイクルあたり1回投与する。維持療法に用いる場合は、通常、成人には、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を点滴静注する。投与間隔は8週間を目安とし、最大投与回数は12回とする。 | 通常、成人には、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を1週間間隔で点滴静注する。最大投与回数は8回とする。他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、併用する抗悪性腫瘍剤の投与間隔に合わせて、1サイクルあたり1回投与する。維持療法に用いる場合は、通常、成人には、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を点滴静注する。投与間隔は8週間を目安とし、最大投与回数は12回とする。 | ||
+ | |||
-慢性リンパ性白血病 | -慢性リンパ性白血病 | ||
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人には、リツキシマブ(遺伝子組換え)として初回に1回量375mg/m2、2回目以降は1回量500mg/m2を、併用する抗悪性腫瘍剤の投与サイクルに合わせて、1サイクルあたり1回点滴静注する。最大投与回数は6回とする。 | 他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人には、リツキシマブ(遺伝子組換え)として初回に1回量375mg/m2、2回目以降は1回量500mg/m2を、併用する抗悪性腫瘍剤の投与サイクルに合わせて、1サイクルあたり1回点滴静注する。最大投与回数は6回とする。 | ||
+ | |||
-免疫抑制状態下のB細胞性リンパ増殖性疾患 | -免疫抑制状態下のB細胞性リンパ増殖性疾患 | ||
通常、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を1週間間隔で点滴静注する。最大投与回数は8回とする。 | 通常、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を1週間間隔で点滴静注する。最大投与回数は8回とする。 | ||
- | -多発血管炎性肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎、慢性特発性血小板減少性紫斑病、後天性血栓性血小板減少性紫斑病〉 | + | |
+ | -多発血管炎性肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎、慢性特発性血小板減少性紫斑病、後天性血栓性血小板減少性紫斑病、全身性強皮症 | ||
通常、成人には、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を1週間間隔で4回点滴静注する。 | 通常、成人には、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を1週間間隔で4回点滴静注する。 | ||
+ | |||
+ | -既存治療で効果不十分なループス腎炎 | ||
+ | 通常、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を1週間間隔で4回点滴静注する。 | ||
+ | |||
-難治性のネフローゼ症候群 | -難治性のネフローゼ症候群 | ||
通常、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を1週間間隔で4回点滴静注する。ただし、1回あたりの最大投与量は500mgまでとする。 | 通常、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を1週間間隔で4回点滴静注する。ただし、1回あたりの最大投与量は500mgまでとする。 | ||
+ | |||
+ | -難治性の尋常性天疱瘡及び落葉状天疱瘡 | ||
+ | 通常、成人には、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量1,000mg/bodyを2週間間隔で2回点滴静注する。 | ||
+ | |||
+ | -視神経脊髄炎スペクトラム障害の再発予防 | ||
+ | 通常、成人には、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を1週間間隔で4回点滴静注する。その後、初回投与から6ヵ月毎に1回量1,000mg/body(固定用量)を2週間間隔で2回点滴静注する。 | ||
+ | |||
-ABO血液型不適合腎移植・肝移植 | -ABO血液型不適合腎移植・肝移植 | ||
通常、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を点滴静注する。ただし、患者の状態により適宜減量する。 | 通常、リツキシマブ(遺伝子組換え)として1回量375mg/m2を点滴静注する。ただし、患者の状態により適宜減量する。 | ||
- | -イブリツモマブ チウキセタンの前投与 | + | |
+ | イブ-リツモマブ チウキセタンの前投与 | ||
通常、成人には、リツキシマブ(遺伝子組換え)として250mg/m2を1回、点滴静注する。 | 通常、成人には、リツキシマブ(遺伝子組換え)として250mg/m2を1回、点滴静注する。 | ||
+ | |||
-効能共通 | -効能共通 | ||
- | 本剤は用時生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液にて10倍に希釈調製し使用する。 | + | 本剤は用時生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液にて1~4mg/mLに希釈調製し使用する。 |
**生活上の注意 [#z17b4bea] | **生活上の注意 [#z17b4bea] |
(This host) = https://www.joy-mix.com