#norelated #contents *概要 [#s24ae537] 虫垂とは右下腹部にある盲腸から出ている細長い器官です。 虫垂炎(appendicitis)は、虫垂に炎症が起きている状態です。 炎症が進行すると虫垂は壊死を起こして穿孔し、膿汁や腸液が腹腔内へ流れ出して腹膜炎を起こし、重症化すると死に至ることもあります。 **症状 [#h46c05ac] 右下腹部痛がよく知られているが、典型的にはまず&ruby(しんか){心窩};部(みぞおち付近)に痛みが出て、時間の経過とともに右下腹部へと移動していくことが多い。その他の主な症状としては、食欲不振、嘔気、発熱などがある。 **原因 [#t0ca0d47] 何らかの原因で虫垂内部で細菌が増殖し炎症を起こします。 **診療科 [#s42db49e] **検査 [#cc3e62f3] -血液検査[編集] 虫垂炎に特異的な所見はない。炎症反応が指標となる。 白血球数は炎症に伴って増加する。 CRPも同様に上昇する。 -CT検査 虫垂の腫大や、周囲脂肪組織の濃度上昇がみられる。 造影剤を用いる造影CT検査ではより正確であり、感度、特異度ともに高く、正しい診断ができる可能性が高い。 -超音波検査 比較的解像度の良好な最新の超音波検査機器であれば、虫垂を描出しやすい。しかし、超音波検査は、虫垂が盲腸の背側に隠れると描出できない。 **診断 [#xc8797d9] **病期 ステージ [#pf7d995a] **合併症 [#nbb24923] **薬 [#g66b5380] -セフゾンカプセル(一般名:セフジニル) -フロモックス錠(一般名:セフカペン ピボキシル塩酸塩) -クラフォラン注射用(一般名:セフォタキシムナトリウム) -スルペラゾン静注用(一般名:スルバクタムナトリウム・セフォペラゾンナトリウム) -(一般名:) **治療法 [#b5812258] -薬物療法 炎症が軽度であれば絶食・輸液管理を行い、セフェム系抗菌薬を投与する。 -手術療法 炎症が高度になる場合などは虫垂切除術を勧められるが、その判断基準はケースバイケースである。よって炎症の度合いと手術のリスクを天秤にかけ、それに患者本人の希望を入れて決定される。 **罹患した著名人 [#c530934d] -山里亮太 南海キャンディーズ お笑い芸人 2018年12月、虫垂炎を発症した。
(This host) = https://www.joy-mix.com