ページへ戻る

− Links

 印刷 

ノバスタンHI注 のソース :: 医療 Wiki

illness:ノバスタンHI注のソース

« Prev[3]  
#norelated
#contents


*アルガトロバン水和物 [#sd2a6023]
''選択的抗トロンビン剤''
-ノバスタンHI注 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社)

**作用と効果 [#w1adb651]
-発症後48時間以内の脳血栓症急性期(ラクネを除く)に伴う神経症候(運動麻痺),日常生活動作(歩行,起立,坐位保持,食事)の改善 
-慢性動脈閉塞症(バージャー病・閉塞性動脈硬化症)における四肢潰瘍,安静時疼痛ならびに冷感の改善

-下記患者における血液体外循環時の灌流血液の凝固防止(血液透析) 
--先天性アンチトロンビンIII欠乏患者
--アンチトロンビンIII低下を伴う患者(アンチトロンビンIIIが正常の70%以下に低下し,かつ,ヘパリンナトリウム,ヘパリンカルシウムの使用では体外循環路内の凝血(残血)が改善しないと判断されたもの)
--ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)II型患者

-ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)II型(発症リスクのある場合を含む)における経皮的冠インターベンション施行時の血液の凝固防止
-ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)II型における血栓症の発症抑制

**用法・用量 [#x60e36ac]
-発症後48時間以内の脳血栓症急性期(ラクネを除く)に伴う神経症候(運動麻痺),日常生活動作(歩行,起立,坐位保持,食事)の改善 

通常,成人に,はじめの2日間は1日6管(アルガトロバン水和物として60mg)を適当量の輸液で希釈し,24時間かけて持続点滴静注する。その後の5日間は1回1管(アルガトロバン水和物として10mg)を適当量の輸液で希釈し1日朝夕2回,1回3時間かけて点滴静注する。なお,年齢,症状に応じて適宜増減する。

-慢性動脈閉塞症(バージャー病・閉塞性動脈硬化症)における四肢潰瘍,安静時疼痛ならびに冷感の改善 

通常,成人1回1管(アルガトロバン水和物として10mg)を輸液で希釈し,1日2回,1回2〜3時間かけて点滴静注する。なお,年齢,症状に応じて適宜増減する。

-下記患者における血液体外循環時の灌流血液の凝固防止(血液透析)
--先天性アンチトロンビンIII欠乏患者
--アンチトロンビンIII低下を伴う患者
(アンチトロンビンIIIが正常の70%以下に低下し,かつ,ヘパリンナトリウム,ヘパリンカルシウムの使用では体外循環路内の凝血(残血)が改善しないと判断されたもの)
--ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)II型患者

通常,成人に,体外循環開始時に1管(アルガトロバン水和物として10mg)を回路内に投与し,体外循環開始後は毎時2.5管(アルガトロバン水和物として25mg)より投与を開始する。凝固時間の延長,回路内凝血(残血),透析効率および透析終了時の止血状況等を指標に投与量を増減し,患者毎の投与量を決定するが,毎時0.5〜4管(アルガトロバン水和物として5〜40mg)を目安とする。

-ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)II型(発症リスクのある場合を含む)における経皮的冠インターベンション施行時の血液の凝固防止 

本剤を適当量の輸液で希釈し,通常,成人にアルガトロバン水和物として0.1mg/kgを3〜5分かけて静脈内投与し,術後4時間までアルガトロバン水和物として6μg/kg/分を目安に静脈内持続投与する。
その後抗凝固療法の継続が必要な場合は,0.7μg/kg/分に減量し静脈内持続投与する.なお,持続投与量は目安であり,適切な凝固能のモニタリングにより適宜調節する。

-ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)II型における血栓症の発症抑制 

本剤を適当量の輸液で希釈し,通常,成人にアルガトロバン水和物として0.7μg/kg/分より点滴静注を開始し,持続投与する。
なお,肝機能障害のある患者や出血のリスクのある患者に対しては,低用量から投与を開始すること。
活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)を指標に投与量を増減し,患者毎の投与量を決定する。

**生活上の注意 [#b266ab8e]


**副作用 [#k64f811b]
-脳血栓症急性期 
血尿等の血小板・出血凝血障害,血管(心臓外)障害(出血性脳梗塞),発疹等の皮膚・皮膚付属器障害
AST(GOT),ALT(GPT)の上昇等の肝臓・胆管系障害,消化管出血等の血小板・出血凝血障害

-慢性動脈閉塞症 
熱感,下肢痛等の一般的全身障害,下痢,嘔気等の消化管障害,発疹,皮疹等の皮膚・皮膚付属器障害
出血,血尿等の血小板・出血凝血障害,AST(GOT),ALT(GPT)の上昇等の肝臓・胆管系障害 等

-血液体外循環 
下痢
血小板・出血凝血障害,赤血球障害,肝臓・胆管系障害,代謝・栄養障害,白血球・網内系障害

-ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)II型における血栓症の発症抑制 
出血関連,肝障害,皮疹 等
***重大な副作用 [#ca64e8d0]
-出血性脳梗塞
脳血栓症急性期の患者に使用した場合,出血性脳梗塞があらわれることがある。
-脳出血,消化管出血
-ショック・アナフィラキシーショック
蕁麻疹,血圧低下,呼吸困難 等があらわれることがある。
-劇症肝炎,肝機能障害,黄疸
劇症肝炎等の重篤な肝機能障害,黄疸があらわれることがある。
-
-
-

***その他の副作用 [#ebf2992d]
|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
|血液及びリンパ系障害|-|凝固時間の延長,出血,血尿,貧血(赤血球,ヘモグロビン,ヘマトクリット値の減少),白血球増多,白血球減少,血小板減少|-|-|
|肝臓|-|AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,Al-P上昇,LDH上昇|総ビリルビン上昇,γ-GTP上昇|-|
|肝胆道系|||||
|腎臓|-|BUN上昇,クレアチニン上昇|-|-|
|泌尿器|||||
|生殖系及び乳房|||||
|精神系|||||
|神経系|||||
|感覚器|||||
|眼|||||
|耳|||||
|錐体外路症状|||||
|循環器 心臓|||||
|血管|-|-|血管痛,血管炎|-|
|呼吸器|||||
|消化器|-|嘔吐,下痢|食欲不振,腹痛|-|
|皮膚・皮下組織系|||||
|過敏症|-|皮疹(紅斑性発疹等)|そう痒,蕁麻疹|-|
|下垂体・副腎皮質系|||||
|免疫系|||||
|代謝及び栄養|||||
|内分泌|||||
|筋骨格系及び結合組織障害|||||
|全身|||||
|投与部位|||||
|感染症|||||
|抵抗機構|||||
|その他|-|頭痛|四肢の疼痛,四肢のしびれ,ふらつき,不整脈,心悸亢進,熱感,潮紅,悪寒,発熱,発汗,胸痛,過換気症候群,呼吸困難,血圧上昇,血圧低下,浮腫,腫脹,けん怠感,血清総蛋白減少|-|
|臨床検査|||||

//**ジェネリック医薬品 [#w289d7bd]
-

« Prev[3]