#norelated #contents * [#s9fddda2] ''免疫抑制剤'' -タクロリムスカプセル (製薬会社:) **作用と効果 [#e138c5dc] -下記の臓器移植における拒絶反応の抑制 腎移植、肝移植、心移植、肺移植、膵移植、小腸移植 -骨髄移植における拒絶反応及び移植片対宿主病の抑制 -重症筋無力症 -関節リウマチ(既存治療で効果不十分な場合に限る) -ループス腎炎(ステロイド剤の投与が効果不十分、又は副作用により困難な場合) -難治性(ステロイド抵抗性、ステロイド依存性)の活動期潰瘍性大腸炎(中等症〜重症に限る) **用法・用量 [#v6d44628] -腎移植の場合 通常、移植2日前よりタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。術後初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与し、以後、徐々に減量する。維持量は1回0.06mg/kg、1日2回経口投与を標準とするが、症状に応じて適宜増減する。 -肝移植の場合 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、徐々に減量し、維持量は1日量0.10mg/kgを標準とするが、症状に応じて適宜増減する。 -心移植の場合 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.03〜0.15mg/kgを1日2回経口投与する。また、拒絶反応発現後に本剤の投与を開始する場合には、通常、タクロリムスとして1回0.075〜0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には、徐々に減量して有効最少量で維持する。 -肺移植の場合 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.05〜0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には、徐々に減量して有効最少量で維持する。 -膵移植の場合 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、徐々に減量して有効最少量で維持する。 -小腸移植の場合 通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、徐々に減量して有効最少量で維持する。 -骨髄移植の場合 通常、移植1日前よりタクロリムスとして1回0.06mg/kgを1日2回経口投与する。移植初期にはタクロリムスとして1回0.06mg/kgを1日2回経口投与し、以後、徐々に減量する。また、移植片対宿主病発現後に本剤の投与を開始する場合には、通常、タクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。なお、症状に応じて適宜増減する。 -重症筋無力症の場合 通常、成人にはタクロリムスとして3mgを1日1回夕食後に経口投与する。 -関節リウマチの場合 通常、成人にはタクロリムスとして3mgを1日1回夕食後に経口投与する。なお、高齢者には1.5mgを1日1回夕食後経口投与から開始し、症状により1日1回3mgまで増量できる。 **ループス腎炎の場合 [#v5165949] 通常、成人にはタクロリムスとして3mgを1日1回夕食後に経口投与する。 潰瘍性大腸炎の場合 通常、成人には、初期にはタクロリムスとして1回0.025mg/kgを1日2回朝食後及び夕食後に経口投与する。以後2週間、目標血中トラフ濃度を10〜15ng/mLとし、血中トラフ濃度をモニタリングしながら投与量を調節する。投与開始後2週以降は、目標血中トラフ濃度を5〜10ng/mLとし投与量を調節する。 **生活上の注意 [#x90ea48d] **副作用 [#c6953854] ***重大な副作用 [#x8a7f418] -急性腎不全、ネフローゼ症候群 -心不全、不整脈、心筋梗塞、狭心症、心膜液貯留、心筋障害(ST-T変化、心機能低下、心内腔拡大、壁肥厚 等) -可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症等の中枢神経系障害 全身痙攣、意識障害、錯乱、言語障害、視覚障害、麻痺等の症状があらわれる場合がある。 -脳血管障害 脳梗塞、脳出血 等 -血栓性微小血管障害 溶血性尿毒症症候群、血栓性血小板減少性紫斑病 等 -汎血球減少症、血小板減少性紫斑病、無顆粒球症、溶血性貧血、赤芽球癆 -イレウス -皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) -呼吸困難 -間質性肺炎 発熱、咳嗽、呼吸困難 等 -感染症 細菌性、ウイルス性、真菌性あるいは原虫性感染症が発現又は増悪することがある。また、B型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎やC型肝炎の悪化があらわれることがある。 -進行性多巣性白質脳症(PML) 意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害 等 -BKウイルス腎症 -リンパ腫等の悪性腫瘍 Epstein-Barrウイルスに関連したリンパ増殖性疾患あるいはリンパ腫(初期症状は発熱、リンパ節腫大 等)があらわれることがある。 -膵炎 -糖尿病、高血糖 -肝機能障害、黄疸 AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-P、LDHの著しい上昇 等 ***その他の副作用 [#a976b6b7] |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| |血液及びリンパ系障害||||| |肝臓||||| |肝胆道系||||| |腎臓||||| |泌尿器||||| |生殖系及び乳房||||| |精神系||||| |神経系||||| |感覚器||||| |眼||||| |耳||||| |循環器 心臓||||| |血管||||| |呼吸器||||| |消化器||||| |皮膚・皮下組織系||||| |過敏症||||| |下垂体・副腎皮質系||||| |免疫系||||| |代謝及び栄養||||| |内分泌||||| |筋骨格系及び結合組織障害||||| |全身||||| |感染症||||| |投与部位||||| |抵抗機構||||| |その他||||| |臨床検査||||| **ジェネリック医薬品 [#aff6d240] -
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