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タクロリムスカプセル のバックアップ差分(No.1) :: 医療 Wiki

illness:タクロリムスカプセル のバックアップ差分(No.1)

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1: 2017-04-13 (木) 16:08:34 kondo[5] ソース[6]
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 +#norelated
 +#contents
 +* [#s9fddda2]
 +''免疫抑制剤''
 +-タクロリムスカプセル (製薬会社:)
 +
 +**作用と効果 [#e138c5dc]
 +-下記の臓器移植における拒絶反応の抑制
 +腎移植、肝移植、心移植、肺移植、膵移植、小腸移植
 +-骨髄移植における拒絶反応及び移植片対宿主病の抑制
 +-重症筋無力症
 +-関節リウマチ(既存治療で効果不十分な場合に限る)
 +-ループス腎炎(ステロイド剤の投与が効果不十分、又は副作用により困難な場合)
 +-難治性(ステロイド抵抗性、ステロイド依存性)の活動期潰瘍性大腸炎(中等症〜重症に限る)
 +
 +**用法・用量 [#v6d44628]
 +-腎移植の場合
 +通常、移植2日前よりタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。術後初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与し、以後、徐々に減量する。維持量は1回0.06mg/kg、1日2回経口投与を標準とするが、症状に応じて適宜増減する。
 +
 +-肝移植の場合
 +通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、徐々に減量し、維持量は1日量0.10mg/kgを標準とするが、症状に応じて適宜増減する。
 +
 +-心移植の場合
 +通常、初期にはタクロリムスとして1回0.03〜0.15mg/kgを1日2回経口投与する。また、拒絶反応発現後に本剤の投与を開始する場合には、通常、タクロリムスとして1回0.075〜0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には、徐々に減量して有効最少量で維持する。
 +
 +-肺移植の場合
 +通常、初期にはタクロリムスとして1回0.05〜0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、症状に応じて適宜増減し、安定した状態が得られた後には、徐々に減量して有効最少量で維持する。
 +
 +-膵移植の場合
 +通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、徐々に減量して有効最少量で維持する。
 +
 +-小腸移植の場合
 +通常、初期にはタクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。以後、徐々に減量して有効最少量で維持する。
 +
 +-骨髄移植の場合
 +通常、移植1日前よりタクロリムスとして1回0.06mg/kgを1日2回経口投与する。移植初期にはタクロリムスとして1回0.06mg/kgを1日2回経口投与し、以後、徐々に減量する。また、移植片対宿主病発現後に本剤の投与を開始する場合には、通常、タクロリムスとして1回0.15mg/kgを1日2回経口投与する。なお、症状に応じて適宜増減する。
 +
 +
 +
 +-重症筋無力症の場合
 +通常、成人にはタクロリムスとして3mgを1日1回夕食後に経口投与する。
 +
 +-関節リウマチの場合
 +通常、成人にはタクロリムスとして3mgを1日1回夕食後に経口投与する。なお、高齢者には1.5mgを1日1回夕食後経口投与から開始し、症状により1日1回3mgまで増量できる。
 +
 +**ループス腎炎の場合 [#v5165949]
 +通常、成人にはタクロリムスとして3mgを1日1回夕食後に経口投与する。
 +
 +潰瘍性大腸炎の場合
 +通常、成人には、初期にはタクロリムスとして1回0.025mg/kgを1日2回朝食後及び夕食後に経口投与する。以後2週間、目標血中トラフ濃度を10〜15ng/mLとし、血中トラフ濃度をモニタリングしながら投与量を調節する。投与開始後2週以降は、目標血中トラフ濃度を5〜10ng/mLとし投与量を調節する。
 +
 +**生活上の注意 [#x90ea48d]
 +
 +
 +**副作用 [#c6953854]
 +
 +***重大な副作用 [#x8a7f418]
 +-急性腎不全、ネフローゼ症候群
 +-心不全、不整脈、心筋梗塞、狭心症、心膜液貯留、心筋障害(ST-T変化、心機能低下、心内腔拡大、壁肥厚 等)
 +-可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症等の中枢神経系障害
 +全身痙攣、意識障害、錯乱、言語障害、視覚障害、麻痺等の症状があらわれる場合がある。
 +-脳血管障害
 +脳梗塞、脳出血 等
 +-血栓性微小血管障害
 +溶血性尿毒症症候群、血栓性血小板減少性紫斑病 等
 +-汎血球減少症、血小板減少性紫斑病、無顆粒球症、溶血性貧血、赤芽球癆
 +-イレウス
 +-皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
 +-呼吸困難
 +-間質性肺炎
 +発熱、咳嗽、呼吸困難 等
 +-感染症
 +細菌性、ウイルス性、真菌性あるいは原虫性感染症が発現又は増悪することがある。また、B型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎やC型肝炎の悪化があらわれることがある。
 +-進行性多巣性白質脳症(PML)
 +意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害 等
 +-BKウイルス腎症
 +-リンパ腫等の悪性腫瘍
 +Epstein-Barrウイルスに関連したリンパ増殖性疾患あるいはリンパ腫(初期症状は発熱、リンパ節腫大 等)があらわれることがある。
 +-膵炎
 +-糖尿病、高血糖
 +-肝機能障害、黄疸
 +AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-P、LDHの著しい上昇 等
 +
 +***その他の副作用 [#a976b6b7]
 +|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
 +|血液及びリンパ系障害|||||
 +|肝臓|||||
 +|肝胆道系|||||
 +|腎臓|||||
 +|泌尿器|||||
 +|生殖系及び乳房|||||
 +|精神系|||||
 +|神経系|||||
 +|感覚器|||||
 +|眼|||||
 +|耳|||||
 +|循環器 心臓|||||
 +|血管|||||
 +|呼吸器|||||
 +|消化器|||||
 +|皮膚・皮下組織系|||||
 +|過敏症|||||
 +|下垂体・副腎皮質系|||||
 +|免疫系|||||
 +|代謝及び栄養|||||
 +|内分泌|||||
 +|筋骨格系及び結合組織障害|||||
 +|全身|||||
 +|感染症|||||
 +|投与部位|||||
 +|抵抗機構|||||
 +|その他|||||
 +|臨床検査|||||
 +
 +**ジェネリック医薬品 [#aff6d240]
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