#norelated #contents *乾燥ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン [#z8eae0f9] ''血漿分画製剤(静注用人免疫グロブリン製剤)'' -献血グロベニン-I静注用 (製薬会社:日本製薬株式会社) -献血グロベニン-I静注用 (製薬会社:武田薬品工業株式会社) **作用と効果 [#p942c0e8] -無又は低ガンマグロブリン血症 -重症感染症における抗生物質との併用 -特発性血小板減少性紫斑病(他剤が無効で、著明な出血傾向があり、外科的処置又は出産等一時的止血管理を必要とする場合) -川崎病の急性期(重症であり、冠動脈障害の発生の危険がある場合) -慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の筋力低下の改善 -天疱瘡(ステロイド剤の効果不十分な場合) -スティーブンス・ジョンソン症候群及び中毒性表皮壊死症(ステロイド剤の効果不十分な場合) -水疱性類天疱瘡(ステロイド剤の効果不十分な場合) -ギラン・バレー症候群(急性増悪期で歩行困難な重症例) **用法・用量 [#q608500e] 本剤は、添付の日本薬局方注射用水(500mg製剤は10mL、2,500mg製剤は50mL、5,000mg製剤は100mL)で溶解し、効能・効果に応じて以下のとおり投与する。なお、直接静注する場合は、極めて緩徐に行う。 -無又は低ガンマグロブリン血症 通常、1回人免疫グロブリンGとして200〜600mg(4〜12mL)/kg体重を3〜4週間隔で点滴静注又は直接静注する。なお、患者の状態により適宜増減する。 -重症感染症における抗生物質との併用 通常、成人に対しては、1回人免疫グロブリンGとして2,500〜5,000mg(50〜100mL)を、小児に対しては、1回人免疫グロブリンGとして100〜150mg(2〜3mL)/kg体重を点滴静注又は直接静注する。なお、症状により適宜増減する。 -特発性血小板減少性紫斑病 通常、1日に人免疫グロブリンGとして200〜400mg(4〜8mL)/kg体重を点滴静注又は直接静注する。なお、5日間使用しても症状に改善が認められない場合は、以降の投与を中止すること。年齢及び症状に応じて適宜増減する。 -川崎病の急性期 通常、1日に人免疫グロブリンGとして200mg(4mL)/kg体重を5日間点滴静注又は直接静注、若しくは2,000 mg(40 mL)/kg体重を1回点滴静注する。なお、年齢及び症状に応じて5日間投与の場合は適宜増減、1回投与の場合は適宜減量する。 -慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の筋力低下の改善 通常、1日に人免疫グロブリンGとして400mg(8mL)/kg体重を5日間連日点滴静注又は直接静注する。なお、年齢及び症状に応じて適宜減量する。 -天疱瘡 通常、1日に人免疫グロブリンGとして400mg(8mL)/kg体重を5日間連日点滴静注する。なお、年齢及び症状に応じて適宜減量する。 -スティーブンス・ジョンソン症候群及び中毒性表皮壊死症 通常、1日に人免疫グロブリンGとして400mg(8mL)/kg体重を5日間連日点滴静注する。 -水疱性類天疱瘡 通常、1日に人免疫グロブリンGとして400mg(8mL)/kg体重を5日間連日点滴静注する。 -ギラン・バレー症候群 通常、1日に人免疫グロブリンGとして400mg(8mL)/kg体重を5日間連日点滴静注する。 **生活上の注意 [#la8ba5f1] **副作用 [#wa94042 [#x5dc8511] -無又は低ガンマグロブリン血症 発熱、悪寒、嘔気 等 -重症感染症における抗生物質との併用 アナフィラキシー、発熱、悪寒、発疹 等 -特発性血小板減少性紫斑病(ITP) 発熱、悪心、頭痛、発疹、蕁麻疹 等 -川崎病 悪寒、チアノーゼ、発熱、熱性痙攣、プレショック、意識もうろう、顔色不良、頻脈、呼吸困難 --川崎病の急性期 ショック、ショック又はショックが疑われる症状(チアノーゼ、血圧低下 等) -慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む) 頭痛、発熱、発疹、水疱、GOT・GPT上昇 等 一過性脳虚血発作に続く右視床小梗塞 -天疱瘡 頭痛、肝機能異常、ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、ビリルビン上昇、血圧上昇、γ-GTP上昇、血小板数減少等 重篤な血小板数減少、肝機能異常 -スティーブンス・ジョンソン症候群及び中毒性表皮壊死症 貧血、肝機能異常、腎機能障害、C-反応性蛋白増加及び脳性ナトリウム利尿ペプチド増加 -水疱性類天疱瘡 肝機能異常、肝障害、発熱、血中乳酸脱水素酵素増加、血小板数減少等 -ギラン・バレー症候群 頭痛、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加及び肝酵素上昇、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加、薬疹、発熱及び白血球数減少 等 ***重大な副作用 [#q595117d] -ショック、アナフィラキシー 呼吸困難、頻脈、喘鳴、喘息様症状、胸内苦悶、血圧低下、脈拍微弱、チアノーゼ 等 -肝機能障害、黄疸 AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP、LDHの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸 -無菌性髄膜炎 項部硬直、発熱、頭痛、悪心、嘔吐あるいは意識混濁 等があらわれることがある。 -急性腎不全 腎機能検査値(BUN、血清クレアチニン等)の悪化、尿量減少) -血小板減少 -肺水腫 -血栓塞栓症 大量投与例で、血液粘度の上昇等により、脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓症、深部静脈血栓症等の血栓塞栓症があらわれることがある。 中枢神経症状(めまい、意識障害、四肢麻痺等)、胸痛、突然の呼吸困難、息切れ、下肢の疼痛・浮腫 等 -心不全 主として川崎病への大量投与で、循環血漿量過多により心不全を発症又は悪化させることがある。 呼吸困難、心雑音、心機能低下、浮腫、尿量減少 等 ***その他の副作用 [#k8350b20] -感染症 -血液 好酸球増多、好中球減少、白血球減少 溶血性貧血 -代謝及び栄養 -内分泌 -肝臓 AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇等 -腎臓 -泌尿器 -生殖系及び乳房 -精神神経系 -眼 -耳 -感覚器 -循環器 心・血管 顔色不良、四肢冷感、胸部圧迫感 血圧上昇、動悸 -呼吸器 喘息様症状、咳嗽 -消化器 悪心、嘔吐 下痢 腹痛 -肝胆道系 -皮膚・皮下組織系 -過敏症 発疹、蕁麻疹、そう痒感、水疱、汗疱 顔面潮紅、局所性浮腫、全身発赤、紫斑性皮疹、湿疹、丘疹 -下垂体・副腎皮質系 -免疫系 -筋骨格系 -全身 -投与部位 -抵抗機構 -臨床検査 -その他 頭痛、発熱、悪寒、戦慄、血管痛、倦怠感 静脈炎 関節痛、筋肉痛、背部痛、CK(CPK)上昇、ほてり、不機嫌、結膜充血、体温低下 **ジェネリック医薬品 [#q1a85054] -
(This host) = https://www.joy-mix.com